腔腸(こうちょう)動物門にみられる幼生形。有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)(クシクラゲなど)には一般にみられず、また腔腸動物でも卵黄を多く含む卵をもつものなど、種類によってはこの幼生形を欠く場合がある。受精卵が卵割を行ったあと胞胚(ほうはい)となり、その胞胚壁の一か所または数か所から細胞が増殖して内腔(ないこう)へ入り、それを埋めてできたものがプラヌラである。プラヌラは卵形ないし楕円(だえん)形で、先端が後端より太いことが多い。体表の外胚葉細胞は繊毛を有し、その運動によって水中を遊泳する。プラヌラはしばらく遊泳したあと、他物に付着して小形のポリプになるか、あるいはポリプ型をもたない種類ではプラヌラはクラゲとなる。
[山田真弓]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新