硬骨魚綱トウゴロウイワシ目トウゴロウイワシ科に属する淡水魚。スペイン語名は「魚の王様」という意味のPez del Reyに由来する。アルゼンチン、チリ、ペルーなどの河川、湖沼にすむ。体は細長くて、体側に1本の銀色の帯が縦に走る。尾びれの後端は白い。鱗(うろこ)は硬いが、擦れに弱くてはげやすい。全長40センチメートル余り。表層を群れで遊泳し、おもに浮遊する動物を食べる。産卵は水温が15℃の3月ごろから始まって秋に終わり、20℃前後になる5、6月が最盛期である。浅所の植物に卵を産み付ける。卵は薄い緑色を帯び、径1.6ミリメートル、3~5センチメートルの付着糸が6本ある。ヨーロッパや中近東へ移殖され、日本でも1966年(昭和41)から池中養殖され、秋田県田沢湖(たざわこ)、茨城県霞ヶ浦(かすみがうら)、神奈川県丹沢湖(たんざわこ)・相模湖(さがみこ)などに放流された。釣り、網で漁獲される。肉は半透明の白身で、から揚げ、ムニエル、焼き魚、薄づくりなどにされ、かなり美味である。
[落合 明・尼岡邦夫]
…外国産の若干の種は汽水~淡水域にすみ,なかには体型や体色がおおいに異なるもの,大型で食用魚として重要なものも含まれている。1967年,神奈川県の津久井湖に試験放流されたペヘレイは全長60cmに達する。原産地のアルゼンチンでは釣魚として人気がある。…
※「ペヘレイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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