ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホイッティア」の意味・わかりやすい解説
ホイッティア
Whittier, John Greenleaf
[没]1892.9.7. マサチューセッツ,ハンプトンフォールズ
アメリカの詩人,奴隷制廃止論者。クェーカー教徒の農家に生れ,子供の頃から R.バーンズの詩集などに親しんで詩作を始めた。種々の雑誌編集にたずさわるかたわら書いた詩,散文を集め,『ニューイングランドの伝説』 Legends of New England (1831) として発表。南北戦争前後からは熱心な奴隷制度の反対者として活発な論陣を張り,『バーバラ・フリチー』 Barbara Frietchie (64) ,『神をほめたたえよ』 Laus Deo! (65) などの詩を残す一方,晩年は熱心なクェーカー教徒として,宗教的な詩を数多く書いた。ほかに,ニューイングランドの農村の生活を歌った有名な長詩『雪に閉ざされて』 Snow-Bound (66) など。
ホイッティア
Whittier
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