ボデーレ低地(読み)ボデーレテイチ

デジタル大辞泉 「ボデーレ低地」の意味・読み・例文・類語

ボデーレ‐ていち【ボデーレ低地】

Dépression du Bodélé》チャド中部から北部に広がる盆地状の低地。標高約100メートル。雨季にはティベスティ山地などからのワジを通じて降水が集まる。新生代には南西に位置するチャド湖とつながる湖があったが、乾燥化により干上がった。ボデレ低地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボデーレ低地」の意味・わかりやすい解説

ボデーレ低地
ぼでーれていち
Bodélé Lowlands

アフリカ中部、チャド北部にある広大な低地。標高100メートル前後、高温で乾燥し北方ティベスティ高原から続く谷はワジ(涸(か)れ谷)となっていて砂(すな)砂漠が広がる。古生代から中生代にかけて海底下にあり、石灰岩砂岩堆積(たいせき)した。新生代には、南西方のチャド湖に至る一帯が大きな内陸湖であった。

[中村和郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android