日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボルタ川」の意味・わかりやすい解説 ボルタ川ぼるたがわLa Volta 西アフリカのブルキナ・ファソとガーナを流れる川。ブルキナ・ファソの山地に発する黒ボルタ川、赤ボルタ川、白ボルタ川をあわせて、ガーナの首都アクラ東方でギニア湾に注ぐ。全長1600キロメートル、流域面積約40万平方キロメートル。上流は比較的平坦(へいたん)な高原を流れるが、ガーナに入って合流したのちは水量を増し深い谷を刻んでいる。下流にアコソンボ・ダムが建設されボルタ湖ができた。[中村和郎][参照項目] | ボルタ湖 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボルタ川」の意味・わかりやすい解説 ボルタ川ボルタがわVolta アフリカ大陸西部の川。ブルキナファソに源を発するブラックボルタ川,ホワイトボルタ川,レッドボルタ川がガーナに入り,北東部でホワイトボルタ川がレッドボルタ川を合せたのち,それぞれが人工湖ボルタ湖で合流,ボルタ川となって南東流,アコソンボ渓谷を経てアダでギニア湾に注ぐ。全長約 1600km。流量の季節変化が著しく5~10月の増水期には毎秒1万 5000m3にもなるが,ボルタ湖により,平均毎秒 1100m3に調節される。ボルタ湖とともにガーナ経済の支柱をなす。 19世紀末,水系全体が明らかとなった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報