精選版 日本国語大辞典 「マイト」の意味・読み・例文・類語 マイト 〘 名詞 〙 「ダイナマイト」の略。[初出の実例]「マイトの爆発がしばらく地軸に震うのである」(出典:元帥(1950)〈檀一雄〉一六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「マイト」の意味・わかりやすい解説 マイトConrat Meit生没年:1475ころ-1550ころ ドイツ・ルネサンスの彫刻家。ウォルムスに生まれ,ウィッテンベルクの宮廷でフリードリヒ賢侯に仕えた。クラーナハも当時ここの宮廷画家であり,とくに裸婦や神話的主題の表現においてクラーナハから影響を受けたと考えられる。その後メーヘルンでオーストリアのマルガレーテに仕え,一族の墓廟彫刻も作った。しかし彼の本領は小型彫刻にあり,とくに《ユデト》(1514ころ)ではアラバスターの柔らかな質感を裸体表現に巧みに生かしている。晩年はアントワープに移り,そこで没したと考えられる。執筆者:千足 伸行 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「マイト」の意味・わかりやすい解説 マイトまいとConrad Mei(j)t(1475ころ―1550ころ) ドイツの彫刻家。ウォルムス生まれ。1506~09年ウィッテンベルクのクラナハ(大)の工房でフリードリヒ賢明侯のために働く。12年メケレンのネーデルラント総督マルガレーテの宮廷彫刻家となり、そこにデューラーが彼を訪ねている。34年以後アントウェルペン(アンベルス)に住み、同地に没したと推定される。彼は後期ゴシックからルネサンスへの橋渡しをした彫刻家として知られ、代表作にはマルガレーテとその一族の墓碑、小彫刻では『ユディト』(ミュンヘン、バイエルン国立美術館)がある。[野村太郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイト」の意味・わかりやすい解説 マイトMeit, Conrat [生]1485. ウォルムス[没]1544. アントウェルペンドイツ出身のフランドルの彫刻家,木版画家。ゴシックからルネサンスへの移行期の作家で,1506~10年ウィッテンベルクのフリードリヒ賢公,12年オーストリアのネーデルラント総督マルガレーテに仕える。作品としては『聖母半身像』 (1525頃,ブリュッセル) ,『マルガレーテの墓碑』 (26~31,ブロ聖堂) がある。 34年アントウェルペンに移住し,36年画家組合に登録される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by