露地栽培(読み)ロジサイバイ

デジタル大辞泉 「露地栽培」の意味・読み・例文・類語

ろじ‐さいばい〔ロヂ‐〕【露地栽培】

温室フレームを用いず、露天の畑で野菜草花栽培すること。

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精選版 日本国語大辞典 「露地栽培」の意味・読み・例文・類語

ろじ‐さいばいロヂ‥【露地栽培】

  1. 〘 名詞 〙 温室栽培に対して、普通の畑や花壇などで栽培すること。

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改訂新版 世界大百科事典 「露地栽培」の意味・わかりやすい解説

露地栽培 (ろじさいばい)

ハウスやトンネルなどの施設を利用せずに,戸外で野菜や花などを自然の状態で栽培すること。トマトキュウリナスなどは生育適温が高く,霜にあうと枯死してしまうので,露地栽培できる時期は限られる。これに対してダイコン,キャベツ,ハクサイなどは霜害をうけにくく,しかも温度や日長に対する反応が品種によって著しく異なるので,露地栽培のできる期間が長く,品種や栽培地域を替えることによって,露地での周年栽培も可能である。露地栽培は作物の生育に好適な時期を選んで行われるのがふつうで,施設での栽培のように高度な技術は不要である。そのため生産物の出荷量が多く,価格も安い。しかし生産費が安く,大面積に作付けすることができるので,立地条件によっては露地栽培で有利な経営を行うことができる。ただし露地栽培では,施設での栽培に比べると作柄が気象条件の影響をうけやすいので,価格の変動が大きい。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「露地栽培」の意味・わかりやすい解説

露地栽培
ろじさいばい
open field culture

温室や温床などの特別の設備を使わず露天の耕地で作物を栽培する農法ビニル,紙おおい,防風垣,石垣などを利用して野菜,花卉などを栽培すること。温暖地や高冷地の自然条件を利用して行われる促成栽培抑制栽培なども含む。温室栽培に比べ投下資本の少いのが特色。新潟,富山,京都北部のチューリップ,八ヶ岳山麓の白菜,キャベツなど日本各地で盛んに行われている。

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百科事典マイペディア 「露地栽培」の意味・わかりやすい解説

露地栽培【ろじさいばい】

作物を屋外の畑で栽培すること。普通は温室,ビニルハウス,温床などの施設を用いて栽培することの多い花や野菜を露地に栽培することをさす。ダイコン,キャベツ,ハクサイなどで行われる。

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