出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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マニラ湾
マニラわん
Manila Bay
フィリピン,ルソン島中央西部にある南シナ海からの湾入。西をバターン半島,南東をバタンガス半島に囲まれる。最大幅 58kmに対し,湾口は 18kmと狭く,湾口中央にコレヒドール島がある。全般に浅く,水深 10~40m。 1571年スペインが東岸の現在のマニラの地に城塞を築いて以来,マニラの支配権をめぐる攻防の地となり,アメリカ=スペイン戦争,第2次世界大戦で激戦がかわされた。マニラにノース港とサウス港,南東岸のカビテにあるサングレー岬にはフィリピン海軍の基地がある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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マニラ湾
まにらわん
Manila Bay
フィリピン、ルソン島南西部の湾。西に突出するバターン半島により南シナ海から遮られた良湾である。北岸にはパンパンガ川の平野が開け、東岸にはマニラ市、南岸にはかつてのアメリカの軍港カビテがある。南西の狭い湾口にはコレヒドール島が浮かぶ。1571年マニラ市が建設されて以来フィリピンの海の玄関となり、アメリカ・スペイン戦争や第二次世界大戦時には、湾内やその周辺が戦場となった。
[大矢雅彦]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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