ユジノサハリンスク(その他表記)Yuzhno-Sakhalinsk

デジタル大辞泉 「ユジノサハリンスク」の意味・読み・例文・類語

ユジノ‐サハリンスク(Yuzhno-Sakhalinsk/Южно-Сахалинск)

《ユジノは南の意》ロシアサハリン州樺太からふと)の都市。同州の州都サハリン島南部に位置する。1945年(昭和20)以前の日本領時代には豊原とよはらと称した。州立郷土博物館、州立美術館をはじめ、日本領時代の建築物が多く残る。ユージノサハリンスク

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精選版 日本国語大辞典 「ユジノサハリンスク」の意味・読み・例文・類語

ユジノ‐サハリンスク

  1. ( Južno-Sahalinsk ) ロシア連邦サハリン樺太)州の州都。サハリン南東部にあり、日本領有時代の樺太庁所在地で、当時は豊原と称した。

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改訂新版 世界大百科事典 「ユジノサハリンスク」の意味・わかりやすい解説

ユジノ・サハリンスク
Yuzhno-Sakhalinsk

ロシア連邦東端,サハリン州の州都。人口17万4000(2002)。日本名は豊原。サハリン島南部のススヤ川流域に広がる平野の中央部に位置し,1881年ロシアの流刑移民集落ウラジミロフカとして開かれた。1905年のポーツマス条約後,日本はこの地を南樺太経営の本拠地として選び,北海道の札幌を模して整然とした街区をもつ新都市豊原を建設した。08年樺太庁設置ののちは行政,文化の諸機関が集中し,樺太鉄道東海岸線と豊真線の分岐点として急速に発展した。37年には樺太最初の市制都市となり,41年当時の人口は3万7000を数えた。ソ連併合後も市街地の発展が著しく,第2次大戦前からあったパルプ製紙工業のほか,機械・車両修理工場や建築・家具コンビナートもできている。科学アカデミー・サハリン総合研究所や教育大学があり,旧樺太庁博物館もそのまま郷土誌博物館として利用されている。
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百科事典マイペディア 「ユジノサハリンスク」の意味・わかりやすい解説

ユジノ・サハリンスク

ロシア,サハリン(樺太)州の州都。日本名豊原(とよはら)(1946年まで)。コルサコフホルムスクと鉄道で結ばれ,パルプ,製紙,機関車,鉱山機械などの修理工場,師範学校空港がある。1881年,ロシアの流刑地として建設。1905年のポーツマス条約で日本領となり,1908年以後樺太庁の所在地であった。王子製紙の工場進出などにともない急速に発展。第2次大戦後,ソ連に併合。1994年函館間に定期航空路を開設。2001年以来,日本の総領事館が置かれている。17万4753人(2009)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユジノサハリンスク」の意味・わかりやすい解説

ユジノサハリンスク
Yuzhno-Sakhalinsk

ロシア,サハリン州の州都。サハリン島南部にあり,アニバ湾に注ぐススヤ川にのぞむ。機関車・鉄道車両修理,製靴,家具,建設資材,食品などの工業が立地する。教育大学,郷土博物館がある。鉄道,ハイウェーの分岐点で,コルサコフ,ホルムスクなどの港と連絡。空港もある。旧日本領で,日本名豊原 (とよはら) 。人口 18万1727(2010)。

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世界大百科事典(旧版)内のユジノサハリンスクの言及

【サハリン】より

…1992年以降,減少している)。行政中心地はユジノ・サハリンスク(旧,豊原)である。
[自然]
 標高1000m前後の東サハリン山脈と西サハリン山脈が南北に連なり,主としてなだらかな山地であるが,北部には北サハリン低地がひろがり,中部のティミ川,ポロナイ川流域および南部のススヤ川,ナイブチ川,ルータカ川流域には平野も発達している。…

※「ユジノサハリンスク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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