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古代ギリシアの民間伝承で,子どもをさらっていく女怪。言うことを聞かない子どもをおどすのにその名が使われた。彼女はもともとリビアの美少女で,ゼウスに愛されて何人かの子の母となったが,嫉妬したゼウスの妃のヘラにその子を残らず亡きものにされたため,仕返しに他人の子どもをさらって殺すようになったという。のちには,若者を誘惑してとりこにし,その血を吸い肉をくらう美しい魔女と考えられた。
執筆者:水谷 智洋
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ギリシアの神話・民間信仰に現れる女怪。エジプト王ベロスの娘、あるいはポセイドンの娘ともいう。ゼウスに愛されたが、子を産むたびにヘラに狂わされて子殺しを犯し、ついに悲痛のあまり醜怪な容貌(ようぼう)となって、他の女から子を奪っては飲み込むようになったという。また、漂流中のオデュッセウスの部下を食った海の怪物スキラを、ラミアの娘とする説もある。本来は、人間の血を吸い内臓を食う鬼のようなものであったが、のちに乳母(うば)たちが幼児を脅したり寝かせたりするときに使うお化けの名となった。よく似たものに、モルモ、ゲッロ、カルコなどもあるが、これらが固有名詞で、ラミアは総称ともされる。ギリシアでは、迷信が盛んになったローマ期から中世を経て近代になっても、この名は子供を脅すのに使われた。
[中務哲郎]
…これらが,バンパイア,バンピールなどの名に統一・固定されるのは,18世紀以降のヨーロッパにおいてであるが,それ以前にも,またヨーロッパ以外の国々でも,類似の存在は広く知られていた。幼児をさらってその血をすするギリシア神話の女怪ラミア,若者を誘惑して生血を吸うエンプーサ,淫奔残忍なテッサリアの巫女,ポルトガルのブルーカ,アラビアのグール,ドイツのドルドなどがこれである。東洋では日本にも伝来したインド原産の荼枳尼(だきに)天や鬼子母神が知られている。…
※「ラミア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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