ロースター(読み)ろーすたー(英語表記)roaster

翻訳|roaster

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロースター」の意味・わかりやすい解説

ロースター
ろーすたー
roaster

魚を焼くほか、簡単なあぶり焼きなどに用いる調理器具。1958年(昭和33)ごろに魚焼き器として日本で開発されたもので、JIS(ジス)では名称をフィッシュロースターと定めている。ガスロースターもあるが、一般に普及しているのは電気ロースターで、発熱体にはコイル状に巻いた電熱線を金属管外被で保護したシーズヒーターが使われている。消費電力は普通600ワットだが、800ワットぐらいの大型のものもある。上部から加熱する上火式になっており、焼き網の高さを調節して火加減できるものや、焼き網が反転するものなどもある。蓋(ふた)はアルミニウムかステンレス、受け皿はほうろう製が多く、煙が出ないようにするため受け皿には水を張って使用する。なお上蓋、ヒーター、受け皿などを取り外して洗えるものを選ぶとよい。

[正木英子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロースター」の意味・わかりやすい解説

ロースター
roaster

肉類を焼くための器具。ガス式と電気式のものがあり,油が直接に熱源部分に落ちて煙を出さないように,上方および側方から輻射熱によって焼くようになっている。日本では主として魚肉を焼くことを目的としてつくられているが,鶏肉などを焼くためのものもある。餅焼,串焼グラタンなどにも適している。

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