デジタル大辞泉 「んす」の意味・読み・例文・類語
んす[助動]
「必ずそれまで短気な心持たんすな」〈浄・卯月の紅葉〉
( 1 )( [ 一 ]について ) ( イ )仮定形「んすれ」は、助詞「ば」の付いた「んすれば」の変化した「んすりゃあ」の形でみられる。( ロ )四段・ナ変以外の動詞には「さしゃんす」の変化した「さんす」が用いられ、この「んす」と対応する。( ハ )もと遊里で用いられた語であるが元祿(一六八八‐一七〇四)頃には一般の女性も用い、さらに、男性にも用いられるようになった。
( 2 )( [ 二 ]について ) ( イ )江戸で使われた例で、未然形に「んし」の形をとったものが少数例みられる。「モウききんしない」〔洒落本・郭中奇譚‐弄花巵言〕、「はらたてアしんしん」〔洒落本・郭中奇譚‐弄花巵言〕。また、仮定形「んすれ」は助詞「ば」の付いた「んすれば」の変化した「んすりゃあ」の形でみられる。( ロ )江戸で使われた例で、上にくる動詞の連用形がイ段音の一音節であるときは、その動詞との間に「い」を加えることがある。「昼まってゐいんすにへ」〔洒落本・遊子方言‐しののめのころ〕、「おまへの所へ来(きゐ)んしてから」〔洒落本・遊子方言‐しののめのころ〕。( ハ )はじめ上方の遊里で用いられたが、江戸中期頃から江戸の遊里、主として吉原で盛んに用いられた。
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新