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アシナガバチ アシナガバチPolistes

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アシナガバチ
アシナガバチ
Polistes

膜翅目スズメバチアシナガバチ属の昆虫の総称。黄褐色と黒色からなる模様をもつ中型のハチで,肢,特に後肢が長いのでこの名がある。雌はよく人畜を刺し,被害を及ぼす。体長 10~25mm。体はやや細く,翅はいずれも黄褐色を帯びている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

アシナガバチ

膜翅(まくし)目スズメバチ科中の一群の総称。飛行中に後肢を長く下方にたらすのでこの名がある。枯木などの繊維を唾液で練って紙質の巣をつくる。巣の形は種類によって異なる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アシナガバチ
あしながばち / 脚長蜂

昆虫綱膜翅(まくし)目スズメバチ科のアシナガバチ属Polystesの種類の総称。すべてカリバチ(狩りバチ)で、体長10~25ミリメートル。体は、黒、褐色、黄色の縞(しま)模様に彩られている。日本には数種産するが、平地の人家付近で普通にみかけられるのはフタモンアシナガバチPolistes chinensisと、セグロアシナガバチP. jadwigaeである。前者はよく屋根瓦(がわら)の下の空間などに営巣し、人家の軒下に営巣するのは後者が多い。
 冬を越した母バチは、4月ごろ単独で、直接日光や雨にあたらない、風当りの少ない場所を選んで巣をつくり始める。巣は六角柱状の部屋を並列して下に向けて束ねた巣板で、古い木材の繊維を集めて唾液(だえき)で練ってつくられたものである。各室に1卵ずつ卵を産み、アオムシなどをかみつぶした食物を随時与えて育てる。初夏のころ最初の幼虫が成虫になるが、この新成虫は小形の卵巣が十分に発育していない雌で、働きバチとよばれる。働きバチが羽化し始めると、母バチは産卵と育仔(いくし)に専念するようになるが、そのころから盛夏にかけて巣は急速に大きくなる。巣の中の個体間には順位があって、母バチはつねに最上位を占め、働きバチのなかでは、一般に早期出現者が上位を占めるといわれている。初秋には、雄バチと、翌年まで生き残る雌バチとが現れて、巣は解散する。交尾を終えた雄バチはまもなく死亡するが、雌は冬季もそれほど温度の下がらない場所を選んで越冬する。[桃井節也]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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