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晩夏 ばんかDer Nachsommer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

晩夏
ばんか
Der Nachsommer

オーストリアの作家 A.シュティフターの小説。3巻。 1857年刊。教養を重んじる家庭に育ったハインリヒは,アルプスの高原で知合った男爵によって自然の観察を教えられ,文学や美術に目を開かれて,次第に人間として成熟し,美しいナターリエと結婚する。いわゆる教養小説の代表的な作品。

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デジタル大辞泉の解説

ばん‐か【晩夏】

夏の終わり。夏の末。 夏》「紅くして黒き―の日が沈む/誓子
陰暦6月の異称

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デジタル大辞泉プラスの解説

晩夏

赤川次郎の長編ミステリー。2000年刊行。

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大辞林 第三版の解説

ばんか【晩夏】

夏の終わりごろ。 [季] 夏。 《 赤き月草は-の香を放つ /阿部筲人 》
陰暦六月の異名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

晩夏
ばんか
Der Nachsommer

オーストリアの作家シュティフターの長編小説。1857年刊。ヘッベルによって、読み終えた者には「ポーランドの王冠を与える」と酷評され、ニーチェには、繰り返し読むに値する「ドイツ散文の宝」と賞賛されたこの作品は、広義の教養小説の系譜を引いて、人間の魂の発展を描いた。青年ハインリヒが学問・芸術・愛へと開眼してゆく過程と、導き手の男爵リーザハとマティルデの過去の恋の物語とが、バラの館(やかた)を舞台に互いに織り合わされながら、冬と死を控えた晩秋に訪れる、夏の日々にも比せられる晩夏の「精神的」風土のうちに語られる。それは過ぎ去った夏と青春を惜しむ老年の挽歌(ばんか)であり、その挽歌にはぐくまれた青春の賛歌でもある。[谷口 泰]
『宇田五郎訳『晩夏』全二巻(1949、50・桜井書店) ▽藤村宏訳『世界文学全集31 晩夏』(1979・集英社)』

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世界大百科事典内の晩夏の言及

【ナツミカン(夏蜜柑)】より

…ニューセブン,立花オレンジ,甘夏つるみともいう),果面の橙色が濃いもの(紅甘夏),果皮色素がいっそう紅色に変異したもの(サマーレッドなど)がある。(2)晩夏(おそなつ) 夏までに果実に緑色が残り,す上がりしにくい系統(田島晩夏)。(3)無核夏 種子がないもの(土屋系,山路系)。…

※「晩夏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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