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アシナシイモリ

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百科事典マイペディアの解説

アシナシイモリ

ハダカヘビとも。アシナシイモリ目に属する原始的な両生類の総称。5科約160種が世界の熱帯地方に広く分布し,無足類ともいう。大半は全長24〜30cmほど。ミミズに似て,四肢を欠き,眼は退化し,鼻孔の後ろにある小さな触手でミミズや地下昆虫類を求める。

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世界大百科事典 第2版の解説

アシナシイモリ【caecilian】

形態が太いミミズそっくりの原始的な両生類で,アシナシイモリ目Gymnophionaの総称。6科約163種が世界の熱帯地方に広く分布し,無足類の別名がある。アシナシイモリ類は円筒形で細長く,まったく四肢を欠き腰帯の痕跡すらなく,左肺が退化して右肺のみ発達している。大半の種類には尾がなく,あってもきわめて短い。胴には皮膚のひだでできた多くの環節があり,さらに環節の間にもしわがあって,まさにミミズ状といえる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アシナシイモリ
あしなしいもり / 足無蠑
caecilian

両生綱無足目に属する動物(無足類)の総称。イモリとは別の目に属し、体は細長い筒状で、四肢と肢帯を欠く。ハダカヘビともいう。多くの種では全身に多数の環状の溝があり、一見ミミズに似ている。目は小さく、皮膚の下に埋没している。目の近くに嗅覚(きゅうかく)器として機能する1対の触毛があり、体の前端下方に歯列を備えた口がある。総排出孔は体の後端近くにあるので、尾はほとんどない。皮膚の下に痕跡(こんせき)的な鱗(うろこ)をもつ種もある。体長は7センチメートルから1.5メートルに達するものまである。アジア、アフリカ、中央アメリカ、南アメリカの熱帯域に分布し、日本にはいない。4科約170種が知られている。森林内の湿った地中で生活するが、一部は水中性である。
 両生類としては例外的に雄に交尾器があり、体内受精をする。卵生種のほか、多数の胎生種を含むのも大きな特徴である。卵生種は地中に少数の大形卵を産み、親が卵を保護する例もある。孵化(ふか)した幼生は付近の水中に入って数週間から1~2年の遊泳幼生期を過ごすが、なかには遊泳幼生期を経ずに地上で変態する種もある。胎生種では幼生期は母体内で経過し、袋状のえらが栄養分の摂取やガス交換の役をする。このえらは出産前に吸収される。[倉本 満]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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