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アセナフテン acenaphthene

世界大百科事典 第2版の解説

アセナフテン【acenaphthene】

コールタール中に含まれる芳香族炭化水素の一種。名はラテン語のacetum(すっぱい),ペルシア語のneft(樹脂)に由来する。融点94℃,沸点277.9℃の無色針状結晶クロロホルム,熱アルコールに溶け,水に不溶。コールタールから分離して得られ,染料合成原料,合成樹脂原料,殺虫・殺菌剤として用いられる。【村井 真二】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アセナフテン
あせなふてん
acenaphthene

芳香族炭化水素の一つで、コールタールを分留して得られる重油成分中に含まれる。ナフタレンエチレンから合成することもできる。無色の結晶で、水には溶けないが、アルコールに溶け、トルエンなどによく溶ける。ナフタレンに似たにおいをもつ。染料や合成樹脂の原料として、また殺虫剤や殺菌剤としても利用される。[徳丸克己]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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