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アダックス addax

翻訳|addax

大辞林 第三版の解説

アダックス【addax】

ウシ科の哺乳類。砂漠にすむレイヨウの一種。肩高1メートルほど。体は灰褐色で、腹部は白く、ねじれた長い角をもち、姿が美しい。サハラ西部にのみ少数が分布。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アダックス【addax】

長大なねじれたをもつ偶蹄目ウシ科の哺乳類イラスト)。サハラ砂漠南部にすむ。肩高95~115cm,体長1.5~1.7m,体重60~125kg。角は雌で55~80cm,雄では60~110cm,2~3回コルク栓抜き状にねじれながら上外方に向かい,先端部1/3を除き多数の顕著な節がある。体は灰褐色四肢,腹,尾は白く,頭頂黒褐色の毛冠がある。砂漠,半砂漠地帯に2~20頭の群れですみ,夕方から夜半までと早朝に活動し草や低木の葉を食べる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アダックス
あだっくす
addax
[学]Addax nasomaculatus

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ウシ科の動物。アフリカのリオデオロ(西サハラ)、セネガルからエジプト、スーダンまでのサハラ砂漠に分布する。肩高1.0~1.1メートル、体重80~120キログラム。角(つの)は雌雄にあり、長さは約90センチメートル、ときに1.1メートルに達する。体背面は夏は淡い砂色、冬は灰茶色で、腹面や四肢などは白い。顔は黒く、前面にX字形の白斑(はくはん)がある。ひづめは黒色で幅広く、砂地での行動を助ける。普通5~20頭の小群で生活し、年をとった雄がリーダーとなる。砂漠に生える植物を食べ、水分もそれからとるため、ほとんど水を飲まずに生きることができる。雨のあとで急速に茂る植物を求めて、長距離の移動を行うが、本種にはこれらの植物を遠くから捜し出す能力があるといわれる。冬または早春に1子を産む。体が頑丈で、長距離を歩くのに適するが、走るのは遅いため、ラクダやウマを利用する原住民に狩られ、肉は食用に、皮は靴用にされた。生息数が7000~8000頭と激減、現在では分布域にあたる国々では法律により保護している。[今泉忠明]

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世界大百科事典内のアダックスの言及

【レイヨウ(羚羊)】より

…体は白色や淡黄褐色などで,鼻づらや目のあたりに黒色または褐色の斑紋がある。アフリカからアラビアの乾燥地帯に分布し,絶滅が心配されているアラビアオリックスOryx leucoryxなどのオリックス属,古代エジプト人によって半家畜として飼育されたことのあるアダックスAddax nasomaculatus,もっともみごとなレイヨウといわれるセーブルアンテロープHippotragus nigerなど3属7種がある。(4)リードバック亜科Reduncinae 中型ないし大型で,角は雌になく,尾は中位の長さで先端の房毛はふつうない。…

【レイヨウ(羚羊)】より

…体は白色や淡黄褐色などで,鼻づらや目のあたりに黒色または褐色の斑紋がある。アフリカからアラビアの乾燥地帯に分布し,絶滅が心配されているアラビアオリックスOryx leucoryxなどのオリックス属,古代エジプト人によって半家畜として飼育されたことのあるアダックスAddax nasomaculatus,もっともみごとなレイヨウといわれるセーブルアンテロープHippotragus nigerなど3属7種がある。(4)リードバック亜科Reduncinae 中型ないし大型で,角は雌になく,尾は中位の長さで先端の房毛はふつうない。…

※「アダックス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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