アドレス(読み)あどれす(英語表記)address

翻訳|address

日本大百科全書(ニッポニカ)「アドレス」の解説

アドレス
あどれす
address

所在地の意味であるが、コンピュータの世界では多様に使われている。メモリーのアドレスとは、メモリーの番地、すなわち、記憶装置の特定の場所をさす。IPアドレスとは、インターネットに接続された機器に与えられる数字で、その機器を特定するものである。IPアドレスの数字は現在8ビット(10進法で0~255)の4区分、計32ビットで表されているため、約40億個しか区別できず、インターネットの普及で、ほぼ限界に近づいている。そのため、次世代のインターネットでは128ビットに拡大される。メールアドレスは電子メールを使う人を特定するのに使われる。@(アットマーク)記号の後にメールサーバープログラムを特定するアドレスが置かれ、@記号の前にそのサーバーのユーザーを特定する記号が置かれる。ホームページアドレスは同様にWWW(ワールド・ワイド・ウェブworld wide web)のホームページが置かれているサーバーとその上のファイルを特定する。メールアドレスであることを示すには「mailto」、ホームページであることを示すには「http」が使われる。このように対象のアドレス(ロケーション)を一般的に示す統一方式をURL(Uniform Resource Locater)とよぶ。これらの記号で示されたアドレスはネームサーバーによってIPアドレスに翻訳され、ネットワーク上の所在が定められる。

[田村浩一郎]

その後の動き

32ビットのIPアドレスであるIPv4の後継バージョンとして、128ビットのIPv6が登場し、インターネットで利用されている。これにより、アドレス数はほぼ無限大にまで拡大した。

[編集部]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「アドレス」の解説

アドレス
address

宛先のことで,コンピュータにおいて情報を転送する際の出所または行先を表わす表示。通常,記憶装置のなかで1語が占める特定の場所を指定するのに用いる。

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精選版 日本国語大辞典「アドレス」の解説

アドレス

〘名〙
[一] (address)
① 郵便物などに書く、あて先の所番地。eメールの送り先の記号にもいう。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「市店を過ぎ物品を買ふとき、評価定まれば、持届ける『アッドレス』を請ふ」
② あいさつの言葉、文章。
※修辞及華文(1879)〈菊池大麓訳〉序「今上に示す所の修辞の範囲に属すべき対言(アドレッス)の首たる種類を左に掲ぐ」
③ コンピュータの記憶装置の中の一語ごとにつけられた番号。番地。
[二] (addressing the ball の略) ゴルフ用語。ボールの手前にクラブを構えて、ねらいを定めること。

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ASCII.jpデジタル用語辞典「アドレス」の解説

アドレス

コンピューターやネットワーク上の特定の場所を示す住所のこと。ネットワークに接続されているコンピューターユーザーデバイスを識別するためには、IPアドレスメールアドレス、URLなどのアドレスが使われる。ハードウェアには、ハードディスクメモリー入出力ポートなどの位置にもアドレスが割り当てられている。またルーター通信端末は、MACアドレスという固有の番号ID)を持つ。

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デジタル大辞泉「アドレス」の解説

アドレス(address)

郵便物の宛名。住所。所番地。アド。
ゴルフで、クラブフェースをボールにそわせて打つ構えに入ること。
コンピューターで、記憶装置内などに割り当てる識別番号。番地。インターネットで、メールアドレス、またはURLを意味する語として使われることもある。
仮想通貨の取引に使われる識別子。銀行の口座番号に相当する。

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パソコンで困ったときに開く本「アドレス」の解説

アドレス

宛名や住所のことです。インターネットでは、メールアドレスとウェブページアドレスの2種類の意味でよく使われています。ウェブページアドレスはURLとほぼ同じ意味ですが、URLの初めに付く「http://」の部分をして「www.」などから表記を始めたものと考えてもよいでしょう。
⇨URL、メールアドレス

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

とっさの日本語便利帳「アドレス」の解説

アドレス

クラブを地面につけ、ボールに向かって打つ姿勢をとること。クラブを地面につけることが禁止されているバンカー内では、打つ姿勢をとった時点でアドレスに入ったとされる。

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