デジタル大辞泉 「アリーガル」の意味・読み・例文・類語 アリーガル(Aligarh) インド北部、ウッタルプラデシュ州の都市。デリーの南東約110キロメートルに位置する。同国におけるイスラム教徒の近代改革、アリーガル運動の中心地であるアリーガルムスリム大学がある。16世紀建造の城砦が残る。アリガル。アリガー。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「アリーガル」の意味・わかりやすい解説 アリーガルAlīgarh インド北部,ウッタル・プラデーシュ州西部,首都ニューデリーの南東約130kmに位置する同名県の県都。人口66万9087(2001)。古くはコイルKoilと呼ばれた古代起源の都市で,12世紀にイスラム教徒の支配下に入って以降,その文化的伝統を守り続ける。1524年の建設といわれるアリーガル城は,今も市街の北郊に残り,多くのモスクが参拝客を集める。1875年創設のアリーガル・ムスリム大学は,独立後もイスラム文化研究の中心的機関として発展している。家内工業で製造される錠は,特産品として名高い。執筆者:中山 修一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アリーガル」の意味・わかりやすい解説 アリーガルAlīgarh インド北部,ウッタルプラデーシュ州西部の商業都市。アリーガル県の行政庁所在地。デリーの南東約 129kmに位置。市街は西側のコイルと呼ばれる商業地区と,東側のアリーガル城址を中心とする地域から成る。コイルの発祥は古いが,城は 16世紀初期に造られ,多くのイスラム寺院は,18世紀初期の建設である。周辺の農産物やバターが取引され,金属細工,カーペット製造が行われる。 1875年創立のアリーガル大学があり,イスラム思想合理化をめざすアリーガル運動が最初に展開された。人口 47万 9978 (1991) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「アリーガル」の意味・わかりやすい解説 アリーガルありーがるAligarh インド北部、ウッタル・プラデシュ州西部の都市。デリーの南東110キロメートルに位置する。アリガル、アリガーともいう。人口66万7732(2001)。インドにおけるイスラム勢力の中心地的存在で、地主、役人にもイスラム教徒が多い。1875年創立のアリーガル・ムスリム大学は、イスラム文化活動の指導的地位にある。小麦、キビ、サトウキビ、綿花などの集散地であり、加工地でもある。鍵(かぎ)の特産地としても名高い。[中山晴美] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「アリーガル」の意味・わかりやすい解説 アリーガル インド,ウッタル・プラデーシュ州西部の都市。農産物交易,鉄道の要地。アリーガル・ムスリム大学(1875年創立,1921年改称)はインド・イスラム教徒の近代ナショナリズム(アリーガル運動)の母体で,インドにおけるイスラム文化研究の中心。仏教,イスラム関係の遺跡が多い。91万1000人(2011)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報