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アルギナーゼ arginase

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大辞林 第三版の解説

アルギナーゼ【arginase】

アルギニンを尿素とオルニチンとに加水分解する酵素。

出典|三省堂
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栄養・生化学辞典の解説

アルギナーゼ

 [EC3.5.3.1].アルギニンアミノヒドロラーゼともいう.尿素サイクルの反応を触媒する酵素の一つで,アルギニンを分解して尿素とオルニチンを生成する反応を触媒する.食事のタンパク質の含量によって活性が変化することが知られている.哺乳動物では肝臓に主に分布する.欠損するとアルギニン血を起こす.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

アルギナーゼ【arginase】

尿素生成反応を触媒する酵素。ヒトをはじめ哺乳類両生類の肝臓,腎臓などに含まれ,尿素回路の一員として働き,アルギニンを分解してオルニチンと尿素を生成する。尿素を窒素代謝最終産物として排出するこれらの動物以外にも硬骨魚類や植物,酵母,カビ類にも含まれる。鉄,コバルトマンガンなどの2価の金属イオンによって活性化され,水銀イオン,銀イオン,クエン酸などによって不活性化される。【柳田 充弘】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルギナーゼ
あるぎなーぜ
arginase

アルギニンをオルニチンと尿素に加水分解する酵素。L-アルギニンにのみ作用し、逆反応は行わない。
 尿素を排出する動物(哺乳類(ほにゅうるい)、爬虫類(はちゅうるい)のうちカメの仲間、両生類、軟骨魚類)の肝臓にはかならず存在する。これらの動物の肝臓では、毒性の強いアンモニアを尿素に変えるオルニチン回路という一連の酵素反応系があり、アルギナーゼはこの最終段階の反応を行っている。アンモニアをそのまま排出する硬骨魚類や無脊椎動物(むせきついどうぶつ)、あるいは尿酸を排出する鳥類やカメの仲間を除く爬虫類には存在しない場合が多い。なお、この酵素はアルギニン以外にカナバニン(ナタマメから抽出されたアミノ酸の一種)、オクトピン(海産無脊椎動物から発見された成分でアミノ酸の一種)なども分解する。ヒトでは先天的なアルギナーゼ欠損症による高アルギニン血症が知られており、血中のアルギニンやアンモニアの濃度が高くなり、幼児期に手足の麻痺(まひ)、発達遅延がおこる。[菊池韶彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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