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アルセーニエフ

百科事典マイペディアの解説

アルセーニエフ

ロシアの探検家,人類学者,作家。1902年以降極東を調査,地理・民俗を研究。著書《ウスリー地方の軍事・地理学的および軍事・統計学的概論》(1912年)は,この地方に関する最初の総合的研究といわれる。
→関連項目沿海州長谷川四郎

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世界大百科事典 第2版の解説

アルセーニエフ【Vladimir Klavdievich Arsen’ev】

1879‐1930
ロシア,ソ連邦の極東探検家,人類学者,作家。1902年から10年まで,3回にわたってソ連邦極東地方の地理学的・人類学的調査,探検を行い,12年には《ウスリー地方の軍事・地理学的および軍事・統計学的概論》を著したが,これはこの地方に関する最初の総合的研究といわれる。さらに18年にはカムチャツカ,23年にはコマンドル諸島,27年には沿海州の調査・探検を行い,この地方に住む諸民族の生活・習俗フォークロアを研究した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルセーニエフ
あるせーにえふ
Владимир Клавдиевич Арсеньев Vladimir Klavdievich Arsen'ev
(1872―1930)

ロシアの探検家、民俗学者、作家。サンクト・ペテルブルグに生まれたが、生涯の大半を極東の探検旅行に過ごした。1902~1903年南沿海州(現沿海地方)、1906~1910年シホテ・アリニ山脈、1918年カムチャツカ半島、1923年コマンドルスキー諸島と次々に探検地を踏破、ナーナイ人、ウデゲイ人など極東の先住民の風俗、習慣や自然に関する貴重な資料を残す。一般読者向けに執筆された『ウスリー地方探検記』(1921)、『デルス・ウザーラ』(1923)、『シホテ・アリニの山中にて』(1937)は大自然のなかに生きる人々のたくましさを叙情的に歌い上げた優れた紀行文となっている。『デルス・ウザーラ』は黒澤明監督の手で映画化(1975)されたことでも知られる。[浦 雅春]
『長谷川四郎訳『デルスウ・ウザーラ』(1965・平凡社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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