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アルマーヌ Jean Allemane

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世界大百科事典 第2版の解説

アルマーヌ【Jean Allemane】

1843‐1935
フランス社会主義者。1860年代,印刷労働者としてパリの労働組合運動で活躍し,71年パリ・コミューンに参加,その崩壊後,終身懲役の判決により南太平洋の流刑地に送られた。80年特赦によりパリに帰還,組合運動に復帰し,その前年に成立した〈フランス社会主義労働党〉に加入した。81年の同党分裂に際しては,知識人を中心とするマルクス主義者に反発し,古参の組合活動家を多く含む〈フランス社会主義労働者連盟〉に加わった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルマーヌ
あるまーぬ
Jean Allemane
(1843―1935)

フランスの社会主義者。8月25日オートガロンヌ県に生まれる。印刷労働者として10代からパリの労働運動に参加した。1871年のパリ・コミューンに中堅活動家として加わったため、コミューンの敗北後逮捕され、無期懲役の刑を宣告され、南太平洋の流刑地に送られた。1880年、大赦により帰還、1879年創立のフランス社会主義労働者党に参加。1880年の分裂ではブルースの「フランス社会主義者連盟」に加わったが、首脳部が議会活動優先の姿勢を強めたことに反発、労働組合活動家を中心とする中堅幹部層を率いて、1890年に分離、「革命的社会主義労働党」(「アルマーヌ派」と通称される)を結成した。都市の熟練工とその組合を基盤としたこの党派は、労働組合加入者のみに入党を認め、また労働組合運動を革命に至る主要な闘争の手段とし、議会活動を補助的なものとみなしたので、フランス労働組合運動の発展に大きく寄与するものではあったが、議会主義的傾向を強めつつあった当時の社会主義運動内部で孤立し、1890年代末までに衰退した。革命以来のパリ民衆運動の伝統を継承して、行政への不信に由来する直接民主制の傾向を示し、また示威行動、乱闘の指揮に長じていたアルマーヌは、1905年統一社会党の成立以後、その唯一の労働者出身幹部となった。一時国会議員にも選出されたが、知識人出身議員の支配する党の体質になじめず、1913年、新しい労働者政党結成の企画に失敗したのち引退した。1935年6月6日没。[相良匡俊]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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