日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 アロンソ(Dámaso Alonso)あろんそDámaso Alonso(1897―1990) スペインの詩人、文学史家。ヨーロッパやアメリカの大学で教えたあと、長らくマドリード大学のロマンス語文献学の講座を担当した。散文訳を付したゴンゴラの『孤愁』の刊行(1927)や、文体論的な観点から黄金世紀の詩を論じた『スペイン詩』(1950)などによって、文学史の研究に多くの業績をあげた。詩作品では『怒りの子ら』(1944)が代表作。[桑名一博] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例