アンティゴノス(2世)(読み)あんてぃごのす(英語表記)Antigonos Ⅱ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アンティゴノス(2世)
あんてぃごのす
Antigonos Ⅱ
(前320/319?―前239)

ヘレニズム時代のマケドニア王(在位前276~前239)。アンティゴノス朝第3代であるが、同朝マケドニア王国の実質的な開基者。あだ名ゴナタスGonatasは出生地ゴンノイにちなんでつけられたらしい。父デメトリオス1世の死後マケドニア王を称した(前283)が、実の王位はリシマコス、ついで「稲妻(ケラウノス)」プトレマイオスにあった。紀元前277年侵入したケルト人に後者が敗死したあと、ケルト人を討って名声をあげ王位を得た。彼はゼノン門下のストア学徒で王位を「名誉(エンドク)な奴隷奉公(ソス・ドウレイア)」といったという。

[金澤良樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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