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ウィースバーデン Wiesbaden

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウィースバーデン
Wiesbaden

古代名アクアエ・マチアカエ Aquae Matiacae。ドイツ中部,ヘッセン州州都。ドイツ最古の温泉地の一つ。温泉があるところから,ローマ人は長城 (リメス) 地帯の軍事基地の一つとした。前 12年頃の土塁,後 370年頃の城壁などが発見されている。 829年にはフランク王の城が建設され,13世紀中頃に帝国直轄都市となり,のちナッサウ伯領となった。 27の温泉があり,周辺は気候温暖の景勝地で,保養地として知られるが,金属,化学,繊維,印刷などの工業が立地し,発泡ワイン「ゼクト」の産地,ドイツ映画産業の中心でもある。新旧の市庁舎 (1610,1887) ,ナッサウ公の宮殿 (1840,現州庁舎) ,ギリシア聖堂 (1855) など,歴史的建造物も多い。人口 27万7493(2010)。

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百科事典マイペディアの解説

ウィースバーデン

ドイツ,ヘッセン州の州都,タウヌス山地南麓とライン川の間にあり,古代ローマ時代から温泉で知られる保養地。近世はナッサウ・ウージンゲン公国の主都。交通の要地で化学・製薬・機械・繊維工業が行われ,ブドウ酒を産する。
→関連項目ナッサウ

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世界大百科事典 第2版の解説

ウィースバーデン【Wiesbaden】

ドイツ中西部,ヘッセン州の州都。連邦統計局,連邦刑事局の所在地。人口26万6000(1995)。ライン川とマイン川合流点に近く,交通の便に恵まれ,タウヌス山地の森林を背景にした風光明媚,気候温和な温泉保養地として有名。温泉は,塩化ナトリウム鉱泉(38~67℃)で,ドイツ人に多いリウマチ,痛風,呼吸器系疾患に効くといわれ,国際会議や文化行事,常設の賭博場とあいまって,一年中訪問客が絶えない。古代ローマ人がすでに鉱泉の効力に目をつけ,馬の関節治療をおこなったという。

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大辞林 第三版の解説

ウィースバーデン【Wiesbaden】

ドイツ中西部、ライン川中流の北岸に臨む都市。出版業が盛ん。温泉・保養地としても有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウィースバーデン
うぃーすばーでん
Wiesbaden

ドイツ中西部、ヘッセン州の州都。ビースバーデンともいう。人口27万0100(2000)。ライン川右岸にあり、ラインラント・プファルツ州の州都マインツと対峙(たいじ)する。元来は18世紀に発展した王宮所在都市と温泉による観光保養地で、行政的には郡役所の所在地にすぎなかった。第二次世界大戦でフランクフルト・アム・マインが大損害を受けたため州政府関係の機関が立地、さらに連邦統計局などの連邦政府関係機関も多数集まった。
 ローマ時代に起源をもつ温泉は、旧市街に湧出(ゆうしゅつ)し、温泉関係の医療施設や宿泊施設も整備されている。北側にタウヌス山地を控え気候温暖なため、産業革命以降は国際的な保養地となった。各種の会議の開催、映画祭、演劇祭などの行事も多い。工業は、第一次世界大戦後、観光客の激減にあった地域経済の振興策として市の南郊に誘致した化学、電気機器、機械などのほか、出版・印刷業などがある。[朝野洋一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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