ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウコギ科」の意味・わかりやすい解説
ウコギ科
ウコギか
Araliaceae
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双子葉植物、離弁花類。草または木。葉は掌状脈をもつ単葉や、羽状複葉のものもあるが、掌状複葉のものが多い。花は小さく、多くは散形花序または頭状花序をつくり、普通は5数性で子房下位、子房の各室に下垂する1個の胚珠(はいしゅ)がある。果実は液果または核果。熱帯から温帯に広く分布し、55属700種ほど知られる。日本にはタラノキ属、トチバニンジン属、ヤツデ属、ウコギ属、ハリギリ属、カクレミノ属など、10属20種が野生する。チョウセンニンジンは薬用、ウド、タラ、ウコギなどは食用、ヤツデは庭木として知られる。
[山崎 敬 2021年11月17日]
APG分類でもウコギ科とされる。チドメグサ属などセリ科から移されたものもある。この分類によると世界に約50属1650種が知られ、日本には12属29種ある。
[編集部 2021年11月17日]
…日本では山村で生垣などに植えられ,時には野生状となっているが,中国原産と考えられるウコギ科の落葉低木。ヒメウコギとも呼ばれる。…
※「ウコギ科」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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