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ウバメガシ

百科事典マイペディアの解説

ウバメガシ

カシ

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ウバメガシ【Quercus phillyraeoides A.Gray】

小型でつやのある常緑の葉を密につける様子が好まれて,生垣庭木としてよく植えられるブナ科樹木で,バベとも呼ばれる(イラスト)。枝は細く,当年枝は白っぽい毛を密生する。葉は互生し,小型で先端部に少数の小さい鋸歯があり,日なたの葉は少し裏に巻く。側脈は明らかでない。托葉はすぐに脱落する。花は5月ころ,新葉と同時に開く。雄花は黄色のひも状の花序をなし,新枝の下部から垂れ下がる。コップ状の花被に包まれて,4本のおしべがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウバメガシ
うばめがし / 姥目樫
[学]Quercus phillyraeoides A. Gray

ブナ科ナラ亜属の常緑低木ないし小高木。海岸の風衝地に群生し、幹は曲がり、普通は大木とはならないが、瀬戸内沿岸には大木が多い。葉は枝先に輪状に集まってつき、質は厚く、上半部に鋸歯(きょし)があり、長さ3~5センチメートルで日本産のブナ科植物ではもっとも小さい。4月下旬、当年枝のもとに雄花序と雌花序をつける。果実は翌年の秋に熟し、広楕円(こうだえん)形で長さ2センチメートルとなり、食用になる。名は若葉や新枝に褐毛を密生することによる。千葉県以西の本州から沖縄までの海岸に生育し、中国にも分布する。乾燥、刈り込みに強く、公園樹や垣根に使う。材は日本の樹木中もっとも重く、比重1.0前後。炭としては最上の備長炭(びんちょうたん)がとれる。[萩原信介]

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世界大百科事典内のウバメガシの言及

【カシ(樫)】より

…【岡本 素治】【新田 あや】。。…

【カシ(樫)】より

…ウラジロガシの葉も同様に用いられる。 ウバメガシQ.phillyraeoides A.Gray(イラスト),シリブカガシPasania glabra (Thunb.) Oerstedは同じブナ科でカシの名をもつ常緑樹であるが,系統的には少し異なる。イヌガシNeolitsea aciculata (Bl.) Koidz.もまたカシの名を有するが,クスノキ科の樹木で,材質が劣るのでこの名がついた。…

※「ウバメガシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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