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ウラノス ウラノス Ouranos

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウラノス
ウラノス
Ouranos

ギリシア神話の神。名は天を意味し,天空をそのまま神格化した存在。大地ガイアから生れ,母と結婚してティタン呼ばれる神々や一眼の巨人キュクロプスたち,および百手巨人ヘカトンケイルらの子をもうけ,世界の最初の支配者として君臨したが,怪物の子供たちを憎んで,生れるとすぐまたガイアの胎内に戻したため,この仕打ちを怒ったガイアは,鋼鉄の鎌をつくって,これをティタンたちの末弟のクロノスに与え,ウラノスがガイアを抱擁しに来たとき父を去勢させた。

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デジタル大辞泉の解説

ウラノス(Ūranos)

《天の意》ギリシャ神話で、世界の最初の支配者。女神ガイアの夫。神々の祖で、ゼウスの祖父。
天王星のこと。

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百科事典マイペディアの解説

ウラノス

ギリシア神話の天空神。母たる大地女神ガイアを妻としティタンやキュクロプスを得たが,子をきらって大地の深奥タルタロスに幽閉したため,クロノスに性器を断たれて海に投じられ,その血からエリニュスたちが,泡からアフロディテが生まれたという。
→関連項目ティタンテミス

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世界大百科事典 第2版の解説

ウラノス【Ouranos】

ギリシア神話の天空神。世界の最初の支配者。ヘシオドスの《神統記》によれば,大地女神ガイアの子として生まれた彼は,ガイアとの間に12柱のティタン神その他の子をもうけたが,それらの子すべてを大地の奥底タルタロスに押し込めたため,ガイアから父神の非道に報復するよう説得された最年少のティタン神クロノスによって,大鎌で陽物を切り落とされ,天地の支配者の地位を追われたという。【水谷 智洋】

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大辞林 第三版の解説

ウラノス【Ūranos】

〔天の意〕 ギリシャ神話で、世界をはじめて支配した神。大地の神ガイアの夫。二人からティタン神族が生まれた。末子クロノスによって大鎌で陽物を切り落とされ、天地の支配権を奪われる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウラノス
うらのす
ranos

「天空」を意味するギリシア神話最古の男神。大地の女神ガイアから生まれ、そのガイアを妻として3人のヘカトンケイル(100本の手)、3人のキクロペス(雷、稲妻)のほか、オケアノステテュス、コイオス、フォイベヒペリオンテイアクレイオス、レア、イアペトス、それにクロノスの巨神(ティタン)たちを得た。しかし、彼が生まれ出た子を片端から地下の冥界(めいかい)タルタロスへ押し込めたので、ガイアは復讐(ふくしゅう)を決意して、地底の子供たちに諮(はか)った。すると末のクロノスだけが同調した。彼はガイアから渡された金剛の斧(おの)で、眠りこけていた父ウラノスの男根を切り落とし、それを海に投げ捨てた。これにより、クロノスはウラノスにかわる神々の支配者となったが、のちにわが子ゼウスと争い、これに破れてふたたびタルタロスに落とされた。なお、切断されて海に投げられたウラノスの男根から生まれたのが、愛の女神アフロディテと伝えられている。[小川正広]

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世界大百科事典内のウラノスの言及

【インド神話】より

…バルナは典型的なアスラであり,その神性はアベスターの最高神アフラ・マズダに対応するとされる。また,ギリシアの天空の神ウラノスと語源的に関係があるとする説もある。バルナの名も後述のミトラとともにミタンニ・ヒッタイト条約文に挙げられている。…

【ガイア】より

…カオス(混沌)につぐ最も古い神とされる。ひとりで天空神ウラノスを産んだあと,彼との間にオケアノス(大洋),テミス(掟),ムネモシュネ(記憶)ら12柱のティタン神,3人のキュクロプスその他の子をもうけたが,それらの子をウラノスが大地の奥底に押し込めたため,ガイアは最年少のティタン神クロノスに大鎌を与え,父神の陽物を切り落とさせたという。【水谷 智洋】。…

【ギガンテス】より

…英語のgiantの語源で単数形はギガスGigas。天空神ウラノスがその子クロノスに陽物を切り落とされたとき,滴り落ちた血で大地ガイアがみごもって生まれた。彼らは岩や木の株を武器にしてゼウスの率いるオリュンポス神に戦いを挑んだが,ヘラクレスを味方につけた神々に滅ぼされ,各地の火山の下に埋められたという。…

【ギリシア神話】より

…まとまった物語を見ても,デウカリオン夫婦を除く全人類を滅亡させた大洪水神話は〈ノアの方舟〉と同工異曲であって,地理的条件からギリシア本来のものとは考えられず,やはりメソポタミア起源であろう。またウラノス―クロノス―ゼウスの3代にわたる神界覇権推移の神話はミュケナイ時代とほぼ同時代のヒッタイトやウガリトの資料からも伝えられており,その東方起源が知られる。符節を合わせたこの物語は同時に相違点も際立たせる。…

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