エクスタシー(英語表記)ecstasy

翻訳|ecstasy

デジタル大辞泉の解説

快感が最高潮に達して無我夢中の状態になること。恍惚(こうこつ)。忘我。
宗教的儀礼などの際に体験される神秘的な心境。しばしば幻想・予言、仮死状態などを伴う。脱魂。
俗に、錠剤型の麻薬のこと。MDMA(メチレンジオキシメタンフェタミン)を主成分とするものが多い。
[補説]ギリシャ語のエクスタシス(ekstasis)が語源で、魂が現象界の外に出る

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百科事典マイペディアの解説

意識水準が低下して外部への主体的反応を失い,亡我・恍愡の状態となること。古代ギリシア語ではekstasisといい,魂が肉体を離れて宙を漂う状態を意味した。宗教における神秘体験や性的恍愡感も含まれる。エリアーデによればシャマニズムはエクスタシーの技術であり,これには必ずトランス状態がともなうとされる。

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世界大百科事典 第2版の解説

意識水準が低下して主体的な意志による行動の自由を失い,忘我状態となるか,苦悶,歓喜,憂愁などの気分を伴う恍惚状態になること。宗教における神秘的体験や,性的恍惚感も含む。精神医学的には,ヒステリー反応,癲癇てんかん発作前兆躁病,分裂病などの異常心理状態,麻薬中毒,催眠状態などにおける通常の意識の消失と変化を意味し,しばしば外界に対する感覚喪失と筋肉のカタレプシー状態を伴う。宗教の中には,神秘体験によるエクスタシーを重要視するものも多いが,とくにシャマニズムでは,中心的行為と考えられている。

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大辞林 第三版の解説

原義は、霊魂が自分の身体の外に出る意
気持ちがよくてわれを忘れてしまう状態。恍惚こうこつ。忘我。法悦。 -に達する
哲・宗 神と合一した神秘的境地。脱魂。法悦。フィロン・プロティノス・エックハルトなどの神秘主義思想で重要な概念。エクスタシス。シャーマニズムの脱魂。
性交時における恍惚状態。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (ecstasy) 感情・官能が高まってわれを忘れ、うっとりとした状態になること。忘我の境。有頂天。恍惚(こうこつ)
※謀叛論(1911)〈徳富蘆花〉「一刹那でも人類の歴史が此詩的高調、此エクスタシイの刹那に達するを得ば」

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世界大百科事典内のエクスタシーの言及

【神秘主義】より

…それは,人間を超えた絶対者との合一,通常の自己からは絶対的に他なるものとの合一であるから,必然的に自己からの脱却,自己という枠の突破を通してのみ現成する。合一はすなわち同時に脱自であり,神秘家は体験的にいわゆるエクスタシー(脱我,忘我)を知っている。そしてそこで真の自己に目覚めるのである。…

※「エクスタシー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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