過激な速度や高度をはじめ、物理的に難易度が高い目標などに挑戦する、危険性の高いスポーツの総称。Xスポーツとも表記する。スポーツ用語として明確な定義はなく、競技によってはアクションスポーツやアドベンチャースポーツの同義語として用いられる。危険や体力の限界に挑みながら、離れ技によって人を魅了するエンターテインメント性が重視され、新旧さまざまな競技がエクストリームスポーツの分野に含まれている。若者に支持されるファッションや音楽、カルチャーなどと結びついていることも一定の要件になっている。
代表的な競技は以下のとおりである。
(1)乗り物を使用する競技 BMX、マウンテンバイク、モトクロス、スケートボーディング、アグレッシブインラインスケート、ストリートリュージュ、ドラッグレース、オフショアパワーボートレース。
(2)山岳競技 スノーボード、フリースタイルスキー、クライミング(フリークライミング、ロッククライミング、アイスクライミング、ボルダリング)、キャニオニング。
(3)空中での競技 スカイダイビング、スカイサーフィン、ベースジャンピング、パラグライダー、ハンググライダー、パラシュート、ウイングスーツ、エアレース。
(4)海や川の競技 サーフィン、ウィンドサーフィン、カイトボーディング、ダイビング、ウェイクボード、ウォータースキー、セーリング、ホワイトウォーター・ラフティング、ホワイトウォーター・カヤック。
(5)その他 エアガン、ペイントボール、サバイバルゲーム、バンジージャンプ、パルクール(フリーランニング)、ストリートワークアウト。
エクストリームスポーツの名称が定着したのは、1990年代のことである。アメリカのスポーツ専門放送局ESPNによるエクストリームスポーツのイベントであるXゲームズは、1995年に夏季大会が初開催され、1997年から冬季大会が加わった。また、1999年にはアムステルダム(オランダ)で、ケーブルテレビ、衛星放送、インターネット放送を行うエクストリームスポーツチャンネルが設立されるなどした。
[編集部 2016年6月20日]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加