翻訳|SP
アメリカの気象学者。暴風論で有名。ペンシルベニアに生まれる。トランシルバニア大学卒業後、学校の教師になり、かたわら法律を修めた。1817年フランクリン学院古典部の教授になったが、そのころJ・ドルトンらの書いた『湿度論』を読み大いに興味をもち、物理実験に専念するようになった。暴風については当時流行していた円運動説を排し、求心説を主張、これをヨーロッパの気象学者の間に広めようとして、1840年自説をまとめた論文をフランス学士院に提出、翌年には『暴風雨の学理』Philosophy of Stormsを出版し、その中で水蒸気の凝結が暴風の原動力となることを明らかにした。2年後、陸軍気象局長となり、在任中にアメリカの気象事業の基礎を築いた。
[根本順吉]
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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