エスピー(読み)えすぴー(英語表記)James Pollard Espy

デジタル大辞泉 「エスピー」の意味・読み・例文・類語

エス‐ピー【SP】[security+police]

《〈和〉security+police》要人警護のための警官。昭和50年(1975)警視庁設置要人警護官
[類語]刑事巡査機動隊婦警私服でかボディーガード用心棒護衛ガードマン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「エスピー」の意味・わかりやすい解説

エスピー
えすぴー
James Pollard Espy
(1785―1860)

アメリカの気象学者。暴風論で有名。ペンシルベニアに生まれる。トランシルバニア大学卒業後、学校の教師になり、かたわら法律を修めた。1817年フランクリン学院古典部の教授になったが、そのころJ・ドルトンらの書いた『湿度論』を読み大いに興味をもち、物理実験に専念するようになった。暴風については当時流行していた円運動説を排し、求心説を主張、これをヨーロッパの気象学者の間に広めようとして、1840年自説をまとめた論文フランス学士院に提出、翌年には『暴風雨学理Philosophy of Stormsを出版し、その中で水蒸気凝結が暴風の原動力となることを明らかにした。2年後、陸軍気象局長となり、在任中にアメリカの気象事業の基礎を築いた。

根本順吉

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