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オオハシ Ramphastidae; toucans

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オオハシ
Ramphastidae; toucans

キツツキ目オオハシ科の鳥の総称。46種からなり,全長 30~65cm。が巨大で,最大種のオニオオハシ Ramphastos toco は全長の 3分の1の 23cmにも達する。内部は中空で重くはない。は短くて丸く,尾は比較的長い。羽色は黒,白,赤,黄,青,緑色などの美しい色彩で,嘴も鮮やかである。小さな群れをつくり,おもに果実を食べて生活し,樹洞に営巣する。メキシコからアルゼンチンにかけての熱帯雨林に生息する。なお,大型種をオオハシ,小型種をチュウハシと区別して呼ぶこともある。

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百科事典マイペディアの解説

オオハシ

オオハシ科の鳥の総称。その名のようにくちばしが大きいのが特徴で,きわめて華美な羽色をもつ。メキシコ,南米に分布し,37種ある。多くは群生し,果実を食べ,木の穴を巣とする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オオハシ
おおはし / 大嘴・巨嘴鳥
toucan

鳥綱キツツキ目オオハシ科に属する鳥の総称。この科Ramphastidaeの仲間は熱帯アメリカ特産で森林にすみ、まったくの樹上性で、約37種がある。嘴(くちばし)が非常に大きく、しかも大形種ほど体に比べて大きい。なかには全長の半分近くを占めるものさえある。全長30~60センチメートルで、小形種にはチュウハシ、コチュウハシなどの和名が与えられている。羽色は黒か緑を主体とし、赤、黄、橙(だいだい)、青、白など鮮やかな色の部分がある。キムネオオハシは顔から胸が黄色、ヒムネオオハシでは胸が赤い。一般に嘴も美しい色をしており、大部分の種は雌雄同色である。ルーズな小群をなして生活し、木の実を主食とするが、大形昆虫やトカゲも食べ、小鳥の卵や雛(ひな)もとる。高い木の洞やキツツキの古巣などに2~4個の白い卵を産み、雌雄で抱卵、育雛(いくすう)する。オオオオハシRamphastos tocoは南アメリカ北東部産で全長60センチメートル。オレンジ色の嘴、白色の顔から胸、赤い下尾筒のほかは全身黒色である。[浦本昌紀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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