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オトヒメノハナガサ オトヒメノハナガサBranchiocerianthus imperator

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オトヒメノハナガサ
オトヒメノハナガサ
Branchiocerianthus imperator

刺胞動物門ヒドロ虫綱アンソアテカータ目オオウミヒドラ科。ヒドロ虫類のなかでは世界最大で,高さが 1.5mにもなる細長い柄の上に直径 20cmほどのヒドロ花をつける。ヒドロ花は紅色で,上端に開く口を取り巻いて 70~120本の糸状の短い触手が並び,ヒドロ花の周囲にも長さが 30cmほどの長い触手が 150~250本並んでいる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オトヒメノハナガサ
おとひめのはながさ / 乙姫の花笠
[学]Branchiocerianthus imperator

腔腸(こうちょう)動物門ヒドロ虫綱ヒドロイド目オオウミヒドラ科に属する海産動物。単立で群体をつくることはない。ヒドロポリプとしては世界最大種で、個虫の高さ1.5メートルにも達する。細長い円筒状の柄の上端に大形のヒドロ花がある。ヒドロ花は、ほかのヒドロ虫類が放射相称であるのとは異なり左右相称であり、下端の柄と接するところで強く一方に傾いている。上端の口を取り巻いて70~120本の短い糸状触手が、またヒドロ花下部には150~250本の30センチメートルにも及ぶ長い糸状触手が、それぞれ環状をなして密生している。これらの両触手の環列の間には多数の生殖体が樹枝状の房をなして生ずる。生殖体はクラゲとなって遊離することはない。柄部は下端が多少膨らんでおり、その部分を海底の砂泥中に埋めて直立している。触手は紅色できわめて美しく、大形でもあることからこの和名がつけられた。本州中部以南の太平洋沿岸の数百から数千メートルの海底から得られる。[山田真弓]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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