オマハ(その他表記)Omaha

翻訳|Omaha

デジタル大辞泉 「オマハ」の意味・読み・例文・類語

オマハ(Omaha)

米国ネブラスカ州最大の都市ミズーリ川に臨む。家畜穀物集散地食品加工業や保険業が盛ん。フラナガン神父孤児のために建設した「少年の町(Boys Town)」で知られる。

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精選版 日本国語大辞典 「オマハ」の意味・読み・例文・類語

オマハ

  1. ( Omaha ) アメリカ合衆国ネブラスカ州東部の都市。ミズーリ川の西岸にあり、水陸交通の要衝。アメリカ屈指の家畜・穀物市場がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「オマハ」の意味・わかりやすい解説

オマハ
Omaha

アメリカ合衆国,ネブラスカ州東端,ミズーリ川西岸の都市。人口41万4521(2005)。19世紀半ばのカリフォルニア・ゴールドラッシュのころから交易地として発展。1857年市制がしかれる。準州時代の州都。65年,アメリカ最初の大陸横断鉄道の東の起点として,オマハからユニオン・パシフィック鉄道の建設が開始された。以後鉄道の交差地点として発展し今日にいたる。92年には,革新第三党のポピュリスト党が全国大会をここで開き,オマハ綱領を採択した。現在のオマハはアメリカでも随一の運輸と食品加工産業の町として知られる。関連の巨大な家畜収容所,精肉加工工場,バター製造工場などがある。フラナガン神父が孤児のために設けた少年たちの自治村〈ボーイズ・タウン〉が西郊にある。また,南郊オファット空軍基地には,戦略空軍SAC)司令部が置かれている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「オマハ」の意味・わかりやすい解説

オマハ
おまは
Omaha

アメリカ合衆国、ネブラスカ州東端部、ミズーリ川西岸に発達した同州最大の都市。人口39万0007(2000)。交通の要衝で、鉄道、ハイウェー縦横に走り、北部の市営空港は9社の航空機の発着で活気を呈する。合衆国の主要な農業地帯に位置するため、穀物、畜産物の大市場があり、とくに畜産物市場は国内第4位の規模をもつ。食品加工業が同市の中心産業で、肉類小麦粉、バター、アイスクリームを産する。精油、農業機械、電気機具などの生産も盛ん。また、保険業の中心地でもあり、全国第4位の実績をもつ。1854年ネブラスカ準州の州都として町が創設され、西部開拓への供給地として栄えた。1869年のユニオン・パシフィック鉄道の開通を契機として、本格的な都市発展がみられた。24平方キロメートルに及ぶ市営公園は市民の自慢の一つであり、教育・文化施設も完備し、行事も多彩である。ネブラスカ大学、クリートン大学の所在地。

[作野和世]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オマハ」の意味・わかりやすい解説

オマハ
Omaha

アメリカ合衆国,ネブラスカ州東境の都市。ミズーリ川の河港に起源をもつネブラスカ州最古の都市で,また最大の都市。周辺のグレートプレーンズはアメリカの代表的な農牧業地帯。 1854年の入植当時,計画中であった大陸横断鉄道の要衝として位置づけられた。その後の発展はめざましく,現在は国内屈指の家畜市場,精肉業,穀物市場が立地し,食料品の集散,加工の要地。石油精製,飼料,農業機械,染料,電話機などの工業も行われる。ネブラスカ大学オマハ校 (1908創立) ,同大学医療センターなどが設置されている。郊外にフラナガン神父の「少年の町」がある。戦略空軍司令本部が所在。人口 40万8958(2010)。

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百科事典マイペディア 「オマハ」の意味・わかりやすい解説

オマハ

米国,ネブラスカ州東部の商工業都市。ミズーリ川西岸の河港をもち,鉄道,ハイウェー交通の要地。コーン・ベルト西部の中心で,大家畜処理場があり,食品加工,鉛の精錬などが行われる。西方16kmにフラナガン神父が1917年に設けたボーイズ・タウンがある。19世紀には毛皮交易の基地でもあった。1865年ユニオン・パシフィック鉄道が通じてから急速に発展。40万8958人(2010)。

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