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オロモウツ Olomouc

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オロモウツ
Olomouc

チェコ東部,モラバ (モラビア) 地方中部の都市。ドイツ語ではオルミュッツ Olmütz。ブルノの北東約 70kmに位置する。ドナウ川の支流のモラバ川にビストシツェ川が合流する地点で,豊かな近郊農村をもつ。製鉄,機械などの工業のほか薬品,食品の製造が行なわれる。 14世紀のゴシック様式の大聖堂をはじめ,歴史的な建築物が多く,カエサルの泉,塔のある市庁舎は特に有名。 18世紀初頭建造の聖トリニティ碑は 2000年世界遺産の文化遺産に登録された。町はローマ時代の要塞以来の古い歴史をもち,司教区になったのは 1063年。 19世紀末近くまで,要塞都市としてシュレジエン,モラビアなどをめぐるオーストリア,プロシアなどの争いに重要な役割を果たした。人口 10万 5690 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

オロモウツ(Olomouc)

チェコ東部、モラバ地方にある都市。かつてのモラビア王国の首都であり、1063年には司教座がおかれるなどして文化的な発展を遂げた。中心部の広場にある高さ約35メートルの聖三位(さんみ)一体碑は18世紀に作られたもので、2000年に「オロモウツの聖三位一体柱」として世界遺産(文化遺産)に登録された。

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百科事典マイペディアの解説

オロモウツ

チェコ中央部,北モラビアの都市。ドイツ名はオルミュッツ。ドナウ支流モラバ川沿岸にあり,周辺農業地帯の中心を成す農産物集散地および鉄道・道路の合流地。農業機械製造,ビール醸造,製粉,製糖が行われる。

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世界大百科事典 第2版の解説

オロモウツ【Olomouc】

チェコ東部のモラビア中北部にある都市。ドイツ名オルミュッツOlmütz。モラバ川に沿い,人口10万5000(1996)。農業地帯の中心に位置し,農業機械製造,化学工業,繊維・食品工業が盛ん。町はロマネスク・ゴシック様式の教会・市役所などの歴史的建造物に恵まれ,記念物保護指定都市となっている。哲学・医学部をもつパラツキー大学(1569創立)がある。1063年にここに司教座が置かれ,オタカル2世治下の1253年から王国都市に昇格し,モラビア北部の行政・精神文化の中心となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オロモウツ
おろもうつ
Olomouc

チェコのモラビア地方中部の都市。ドイツ語名オルミュッツOlmtz。人口10万3293(2001)。モラバ川とビストジツェ川の合流点に位置する。肥沃(ひよく)な農業地帯ハナー地方の中心都市。チェコの東西と南北を結ぶ交通の要地。11世紀に源を発し、1314年からはモラビアの首都となったが、三十年戦争でスウェーデン軍に破壊され、1641年に首都がブルノに移された。18世紀以降は、1777年に置かれた大司教座とオーストリアの要塞(ようさい)にみられるように、宗教的、軍事的な特色をもった。要塞のため都市の近代的発展は遅れ(1888年に要塞は撤去)、工業化は第一次世界大戦後に進んだ。現在は乳製品、蒸留酒、缶詰、製糖など食品工業の中心地である。プラハに次ぐ同国の古都として、11世紀来の聖バーツラフ大聖堂、13世紀来の市庁舎をはじめ、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック各期の歴史的建造物が多く残されている。1573年創建のパラツキー大学がある。[中田瑞穂]

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