カイギュウ(海牛)(読み)カイギュウ

世界大百科事典 第2版の解説

カイギュウ【カイギュウ(海牛) sea cow】

カイギュウ目Sireniaに属する哺乳類の総称。現在よりも過去に繁栄した動物で,現生種はジュゴン1種とマナティー3種の計4種だけである。体は紡錘形で,前肢はひれ状,後足は退化して見えない。尾部先端に水平な尾びれがある。体色鉛灰色または淡紫灰色である。唯一の草食海獣で,唾液腺は口の中で水に洗われる部分には開口していない。胃から十二指腸にかけては特別な構造をしており,大腸は成長に伴って長くなり,成獣では小腸の2倍近くもある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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