カテコールアミン(英語表記)catecholamine

翻訳|catecholamine

百科事典マイペディアの解説

カテコールアミン

カテコラミンとも。カテコール核をもつ3種のモノアミン(ドーパミン,ノルアドレナリン,アドレナリン)の総称。副腎髄質ホルモンまたは神経伝達物質として重要な働きをし,いずれもアミノ酸の一種チロシンを前駆体に,L-ドーパを経て生合成される。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

大辞林 第三版の解説

カテコールアミン【catecholamine】

分子内にカテコールの構造をもつ生体アミンの総称。ドーパミン・ノルアドレナリン・アドレナリンなどがあり、副腎髄質細胞、脳または末梢の神経細胞で生合成される。ホルモンとしてはたらくほか、神経伝達物質としても重要。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

カテコール‐アミン

〘名〙 (catecholamine) カテコールを分子内にもつ生体アミンの総称。神経刺激の伝達に関与する化学物質で、神経細胞内で合成され、刺激が神経細胞を興奮させると、神経終末から放出され、次の神経細胞へと興奮を伝達していく。アドレナリン、ノルアドレナリン、またそれらの前駆体であるドーパミンなどが存在し、いずれも神経ホルモンとして重要。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内のカテコールアミンの言及

【褐色細胞腫】より

…副腎髄質やまれにはツッカーカンダル器官などの傍神経節のクロム親和性細胞から生じた腫瘍で,カテコールアミンcatecholamines(アドレナリン,ノルアドレナリンなどのアミン類)を産生する。クロム染色により,腫瘍細胞は黄褐色に染まる。…

【強心薬】より

…排出が遅く蓄積性を示すものもある。
[カテコールアミン類]
 アドレナリンなど分子構造にカテコールをもったアミンをカテコールアミンというが,本来は副腎から分泌される内因性のホルモンであるアドレナリンや,交感神経の伝達物質であるノルアドレナリンは強心作用をもつ。これらの物質は体内で速やかに分解されるので作用は短時間である。…

【躁鬱病】より

…他方,鎮静薬として作られたイミプラミン(商品名イミドール,トフラニール)が鬱状態を改善する力をもっていることがクーンによって見いだされ,以後その誘導体であるデスメチルイミプラミン(商品名ペルトフラン),アミトリプチリン(商品名アデプレス,ラントロン,トリプタノール),ノルトリプチリン(商品名ノリトレン),プロトリプチリン,ドキセピンなどのいわゆる三環系抗鬱薬が続々と登場した。モノアミン酸化酵素抑制薬は脳内の神経刺激伝達物質であるセロトニンやカテコールアミンなどの活性を高める。三環系抗鬱薬は神経のつぎめ(シナプス)で遊離されるカテコールアミンの再吸収を抑制する。…

※「カテコールアミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

人望

信頼できる人物として、人々から慕い仰がれること。「人望を集める」「人望を失う」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android