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カナウジ Kannauj

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カナウジ
Kannauj

インド北部,ウッタルプラデーシュ州中部の町。ガンジス川右岸,カーンプル北西約 80kmに位置。古くはグプタ朝の要地で,7世紀初期にハルシャ朝の首都となり,9~10世紀にはグルジャラプラティーハーラ朝のもとで発展した。町の内外には当時の城や,ジャーミ=マスジッド寺院のほか,古代の仏教遺跡がある。 1194年イスラム勢力により破壊され,以後この町の重要性は低下した。現在は良質の香水の産地として知られ,たばこ製造も行われる。人口5万 9650 (1991) 。

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デジタル大辞泉の解説

カナウジ(Kanauj)

インド北部、ガンジス川流域にあった都市。7世紀にバルダナ朝の首都となり、12世紀末まで繁栄。カノージ。カーニャクブジャ

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百科事典マイペディアの解説

カナウジ

インド北部,ウッタル・プラデーシュ州,ガンガー川沿岸にある町。旧名カーニャクブジャ。7世紀初頭ハルシャ・バルダナが都して以後,北インドの政治中心となり,イスラム政権がデリーに確立するまで,約600年間栄えた。

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世界大百科事典 第2版の解説

カナウジ【Kanauj】

インド北部,ウッタル・プラデーシュ州中央部の地方都市。古名カーニャクブジャ。州最大の工業都市カーンプルの北西約80km,ガンガー(ガンジス)川右岸に位置する。人口4万1000(1981)。7世紀初頭,ガンガー川中流域を統一したハルシャ・バルダナ王の首都として栄えた。8~10世紀のグルジャラ・プラティーハーラ王朝時代に歴代の王が芸術を愛し,ヒンドゥー教とともに仏教も保護したので,町は古代北インドの一大文化中心地となった。

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大辞林 第三版の解説

カナウジ【Kanauj】

インド北部の古代都市。七世紀初めガンジス川上流域を統合したハルシャ=バルダナ(戒日王)が都をおき、政治・文化の中心地として栄えた。玄奘はこの地を曲女城と訳して中国に紹介。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カナウジ
かなうじ
Kanauj

北インドの古代都市。ウッタル・プラデシュ州中央部、ガンジス川の支流の川岸にあり、古くから名が知られた。サンスクリットではカーニヤクブジャKanykubja(「腰が曲がった乙女」の意味)という。中国・唐の僧玄奘(げんじょう)は羯若鞠闍と音訳し、曲女と意訳している。6世紀にマウカリ朝の都市であったが、7世紀初めにハルシャが都を設けて大都市として繁栄し、その後600年間北インドの政治、文化の中心地となった。8世紀のヤショーバルマン王を経て、プラティーハーラ朝のもとで栄え、11世紀後半以後ガーハーダバーラ朝の都となり、1118年にガズナ朝の侵略を受け、12世紀末にはゴール朝の軍隊によって征服された。[山崎利男]

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