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カバノキ カバノキ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カバノキ
カバノキ

「シラカバ (白樺)」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カバノキ
かばのき / 樺
birch
[学]Betula

カバノキ科カバノキ属の植物の総称。古く日本でカバ、カンバと称するものはシラカンバシラカバ)をさす。落葉高木または低木。樹皮は滑らかで、横に長い皮目があり、古くなると表面からはげ落ちる。葉は単葉で柄があり、基部には托葉(たくよう)がある。多くは卵形で縁(へり)には鋸歯(きょし)がある。花は単性で、雌雄同株に別々の花序をつくる。雄花序は前年の秋から枝につき、早春に開花し枝先に下垂する。雌花序は冬芽の中に包まれ、早春期に開芽と同時に開く。果序は円柱形または卵形で、球果状に直立するか、または長い柄をもって下垂する。1果序には数百個の小堅果が含まれる。堅果は小さく扁平(へんぺい)で、通常は翼が発達し、風によって散布される。北半球の冷温帯、亜寒帯に約40種があり、日本には12種が分布する。ほとんどが陽樹であり、山火事跡地や山地の谷筋などに特徴的な純林をつくることが多い。木材は合板として、家具、建築に用いるほか、パルプ材、細工物にする。
 カバノキ属は4節に分けられる。ウダイカンバ節のウダイカンバは、山地の谷筋に純林をつくることが多い。シラカンバ節のシラカンバ、ヤエガワカンバは山火事跡地などに純林をつくる。ヒメカンバ節は低木で、湿地などに生える。ダケカンバ節のオノオレカンバ、ジゾウカンバ、ダケカンバ、チチブミネバリ、マカンバなどは、山地の尾根、岩壁などに生育することが多い。[菊沢喜八郎]

文化史

カバノキ科カバノキ属以外でカバとよぶものに、バラ科のサクラの樹皮がある。本来カバは「皮」を意味し、薄くはがれやすい樹皮のことをさした。1983年(昭和58)北海道千歳(ちとせ)市の美々(びび)第4遺跡(縄文時代)の墓からは、炭化した樹皮に包まれた人骨が出土したが、その樹皮はシラカンバと推定されており、遺体を包んで土をかぶせ、火葬にしたものと思われる。アイヌでは、シラカンバやダケカンバなどの樹皮を松明(たいまつ)や調理器具などに利用した。またインディオは北米のシラカンバの一種ペーパー・バーク・バーチの樹皮を、冬のテントを覆う材料や、コップ、籠(かご)、カヌー材などに使い、ヨーロッパでは、シダレカンバをシューズやバスケット、敷物、屋根葺(ふ)き材などに利用した。[湯浅浩史]

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