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カマグエイ Camagüey

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カマグエイ
Camagüey

キューバ中東部の都市。サンチアゴデクーバの北西約 270kmにあり,大西洋岸,カリブ海海岸のいずれからもほぼ等距離の内陸に位置する。1514年大西洋岸のヌエビタスの位置に建設されたが,1528年インディオの集落があった現在の地に移転。スペイン植民地時代に繁栄し,1668年には 60kmも内陸にあるにもかかわらず海賊の侵攻を招いた。畜産,サトウキビその他の農産物の生産,クロム鉄鉱の産出などの盛んな周辺一帯の商工業中心地で,キューバ内陸部で最大の都市となっている。市内には植民地時代の建物の跡が多く残り,特に旧市街には狭い不規則な街路と小広場があって,往時の面影をとどめている。2008年カマグエイ歴史地区として世界遺産の文化遺産に登録された。交通の中心地でもあり,幹路道路,鉄道が通り,国際空港もある。人口 30万1574 (2002) 。

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百科事典マイペディアの解説

カマグエイ

キューバ中央部の都市。牧畜業と製糖業の中心。1514年,現在のヌエビタス港の場所に建設されたが,海賊の襲撃を避けて内陸へ移った。旧市街は2008年世界文化遺産に登録。

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世界大百科事典 第2版の解説

カマグエイ【Camagüey】

キューバ中央部にある同名県の県都。人口29万3961(1994)。以前はプエルト・プリンシペと呼ばれた。16世紀以来植民地時代を通じて牧畜業の中心地として発達し,1868年に始まった10年戦争(キューバの第1次独立戦争)ではこの地方も戦場となった。現在は周辺の牧畜業と砂糖業の中心地であり,大西洋のヌエビタス港と鉄道で結ばれている。【加茂 雄三】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カマグエイ
かまぐえい
Camagey

西インド諸島、キューバ中部にあるカマグエイ州の州都。首都ハバナの南東550キロメートルに位置する。旧称プエルト・プリンシペPuerto Prncipe。人口31万7427(1999)。サトウキビ栽培や牧畜を中心とした肥沃(ひよく)な農業地帯の中心都市で、製糖業などの食品加工業が盛んである。農産物は東方50キロメートルのヌエビタス港から積み出される。周辺には鉄、クロム、マンガンなどの鉱床があり開発が進められている。1530年代に建設され、19世紀までスペインの西インド諸島植民地における経済の中心地で、17世紀の教会をはじめ植民地時代の建物が残っている。[栗原尚子]

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世界大百科事典内のカマグエイの言及

【キューバ】より

…河川は200以上ある。西部や中部のカマグエイ州を広く覆っている赤い粘土質の土壌はきわめて肥沃で,サトウキビの栽培にもっとも向いている。キューバは熱帯に位置しているにもかかわらず,一年中吹きつける貿易風の影響で,温帯ないし亜熱帯の気候をもち,乾季と雨季に分かれ,前者は11月から4月まで,後者は5月から10月まで続く。…

※「カマグエイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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