コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

カラベロフ Karavelov, Petko Stoychev

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カラベロフ
Karavelov, Petko Stoychev

[生]1843/1845. コプリフシュチツァ
[没]1903.1.24. ソフィア
ブルガリアの政治家。 L.カラベロフの弟。モスクワ大学歴史文献学部に留学,ナロードニキと交流。 1878年憲法制定会議代議員,自由党左派を指導。 1879年国民議会議長,1880年大蔵大臣を経て,1880~81年首相。 1881年クーデター後,亡命。東ルメリアで『独立』誌刊行。アレクサンダル1世の独裁政治に反対し,『タルノボ憲法』の復活を要求。 1883年ソフィアに帰還,1884~86年再度首相に就任。 1886年摂政,1901年三たび首相,民主主義的自由を擁護した。

カラベロフ
Karavelov, Lyuben

[生]1834. コプリフシティツァ
[没]1879.1.21. ルセ
ブルガリアの作家,社会運動家。プロブディフにあるギリシア系中学校を卒業後,民衆の風俗の研究に関心をもち,1857~66年モスクワに滞在,モスクワ大学聴講生となった。ロシアの革命的民主主義者,特にスラブ派の影響を受け,ロシア語で小説を発表。 67年セルビアに移り,急進的民主主義者と交わり,68年投獄され,69年釈放。ブカレストでボテフブルガリアの革命家と協力,『自由』誌 (1869~72) ,『独立』誌 (73~74) を刊行。 69年ブルガリア革命中央委員会に参加,綱領を起草,72年議長。 73年以後革命運動から遠ざかった。ブルガリアのリアリズム文学の創始者。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

カラベロフ【Ljuben Stojchev Karavelov】

1834‐79
ブルガリアの作家,民俗学者,民族解放運動家。〈四月蜂起〉ゆかりの地コプリフシティツァに生まれ,ロシア留学中に革命思想の影響を受けて文筆活動を開始,セルビアにしばらく暮らした後,ブカレストでレフスキやボテフらと民族解放運動を推し進めた。解放前の文学においてリアリズムを代表する作家で,数多い著作のうち中編小説《昔のブルガリア人》(1867)が有名である。【松永 綠彌】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のカラベロフの言及

【ブルガリア】より

…18世紀後半,アトス山ヒランダル修道院の修道士パイシーは《スラブ・ブルガリア史》を著して民族意識の目覚めを促し,以来啓蒙家や文学者が次々と現れた。このころから文学は民族解放運動と密接に結びつき,ロシアや西欧の進んだ文学や思想の影響を受けて発展したが,民話や民謡を素材に詩を書いたスラベイコフPetko Račev Slavejkov(1827‐95),リアリズムの基礎を築いたカラベロフ,若くして解放闘争に倒れた詩人ボテフは,〈復興〉期の文学を代表する人々である。 1878年のオスマン帝国支配からの解放は文学活動にも有利な状況をもたらした。…

※「カラベロフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

カラベロフの関連キーワードブルガリア文学アレクサンダルプロブディフ

今日のキーワード

歌舞伎町ブックセンター

東京都新宿区歌舞伎町にある、ホストやホステスが書店員として接客する書店。歌舞伎町でホストクラブを運営するスマッパグループの事務所1階にあるイベント・カフェスペース「jimushono1kai」に併設さ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android