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カワヤツメ Lethenteron japonicum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カワヤツメ
Lethenteron japonicum

ヤツメウナギ目ヤツメウナギ科の魚。俗にヤツメウナギというのは本種をさす。全長 60cm。体はウナギ形で,尾鰭は黒色。口は吸盤になっていて,両顎はない。鰓孔は 7対。鼻孔は頭の正中線上に 1個ある。海で成長し,夏頃河川を上り,翌春砂礫底に産卵する。アンモシーテス幼生を経て夏から秋に変態し,15~20cmの大きさになって翌春海に下る。ビタミンAを多量に含み,特に消化管に多く,夜盲症の薬とされる。茨城県・島根県以北,北海道,朝鮮半島からスカンジナビア半島,アラスカに分布する。

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百科事典マイペディアの解説

カワヤツメ

ヤツメウナギ

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栄養・生化学辞典の解説

カワヤツメ

 [Lethenteron japonicum].ヤツメウナギ目ヤツメウナギ科の魚.幼生期は河川に棲み,海に下り,産卵でまた河川にもどる生活をする.全長40〜50cmになる.食用にする.

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カワヤツメ
かわやつめ / 川八目
arctic lamprey
[学]Lethenteron japonicum

頭甲綱ヤツメウナギ目ヤツメウナギ科に属する魚。太平洋側は茨城県、日本海側は島根県以北、北極海を取り巻く大陸に分布する。体長60センチメートルに達し、体は細長くウナギ形。目の後ろに7個の鰓孔(さいこう)が一列に並ぶ。上口の歯板の歯は2本で、側唇の歯は3対。尾びれの先端が黒いことでシベリアヤツメに似るが、第2背びれの先端が黒いこと、下口の歯板の歯は鋭いことなどで区別する。春から夏に河川の上流の砂礫(されき)底に雄が産卵床をつくる。雄は雌の頭に吸い付き、体を巻き付けて産卵し、産卵後は雌雄とも死ぬ。産み付けられた卵は直径約1ミリメートル。全割型の卵発生を行うことで特異である。春から夏に河川の上流の砂礫(されき)底に産み付けられた卵は、孵化(ふか)後4年間をナメクジウオに似たアンモシーテスammocoetesとよばれる幼生生活ののち、海に下って2~3年間過ごす。その間、サケ・マス類、カレイ類、タラ類の血を吸って成長する。袋網、叉手(さで)網、刺(さし)網、ヤツメ筌(うけ)で漁獲し、蒲焼(かばや)きなどにされる。環境省のレッド・リスト(2013)で、絶滅の危険が増大している、絶滅危惧種類に指定されている。[落合 明・尼岡邦夫]

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世界大百科事典内のカワヤツメの言及

【ヤツメウナギ(八目鰻)】より

…無顎綱ヤツメウナギ目ヤツメウナギ科Petromyzonidaeの海産魚の総称またはカワヤツメの異名。ウナギの名がつくが関係はない。…

※「カワヤツメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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