かんどう

普及版 字通 「かんどう」の読み・字形・画数・意味

道】かんどう(だう)

谷の蹊。唐・杜甫〔張氏の隠居に題す、二首、一〕詩 春山無く、獨り相ひ求む 伐木丁丁(たうたう)として、山に幽なり の餘、冰(ふ) 石門斜日、林邱に到る

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「かんどう」の意味・わかりやすい解説

カンドウ
かんどう
Sauveur Candau
(1897―1955)

筆名は貫道、あるいは苅田澄(かりたすみ)。カトリック神父。南フランスバスク地方に生まれる。第一次世界大戦に参加し戦傷を受ける。ブルターニュで療養中、その地方の深い信仰に感動、パリ外国宣教会に入り、1925年(大正14)宣教師として来日した。在日25年。その間、カトリック大神学校の初代校長として日本人神父の養成に尽くした。1939年(昭和14)第二次世界大戦に祖国フランスの従軍司祭として日本から応召、1940年負傷。1948年再度来日した。彼の博識と流暢(りゅうちょう)な日本語は、戦後の文化人をも魅了し、多くの知己を得た。また、日仏学院長、聖心女子大学教授を務め、東京・信濃町(しなのまち)の真生会館を中心に、多くの若者に宗教的かつ文化的な影響を与えた。昭和30年9月25日没。東京・府中のカトリック墓地に埋葬される。『思想の旅』(1952)、『永遠の傑作』(1955)など著訳書多数。

[越前喜六 2018年2月16日]

『宮本敏行編『S・カンドウ 一巻選集』(1968・春秋社)』

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「かんどう」の解説

カンドウ Candau, Sauveur Antoine

1897-1955 フランスの神父。
1897年5月29日生まれ。大正14年(1925)来日し,昭和4年公教神学校(現東京カトリック神学院)の初代校長に就任。23年再来日し,日仏学院,聖心女子大でフランス語などをおしえた。日本語による講演著作をとおして,日仏の文化交流につくした。昭和30年9月28日東京で死去。58歳。バスク地方出身。グレゴリアナ大卒。著作に「思想の旅」など。

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