キジラミ(木虱)(読み)キジラミ

百科事典マイペディア 「キジラミ(木虱)」の意味・わかりやすい解説

キジラミ(木虱)【キジラミ】

半翅(はんし)目キジラミ科の昆虫総称。体長3〜6mmの微小種が多く,形は一見セミに似るが翅脈単純。全世界に多くの種類がある。幼虫は各種の植物の葉裏や茎に群生し,白蝋を分泌する種類が多い。植物の液汁を吸いその病疫を媒介し,ときには虫こぶを作るので,農業上の害虫が多い。ナシキジラミ,クワキジラミ,クロリンゴキジラミなど。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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