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キャラバン・サライ caravan sary

世界大百科事典 第2版の解説

キャラバン・サライ【caravan sary】

中東に広くみられる隊商宿のことで,ペルシア語のカールバーンサラーユkārvānsarāyに由来。商業機能のうえから二つのタイプが認められる。 第1は街道沿いに建てられた純然たる隊商宿で,商人,巡礼者,旅人を宿泊させることに基本的な機能があった。アラビア語ではこの種のものをハーンkhānということが多かった。政府・王侯貴族・商人のワクフ(寄進財産)によって建てられた場合には無料で泊まることができた。最古のものはウマイヤ朝期にまでさかのぼるが,13世紀以降盛んに建設された。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のキャラバン・サライの言及

【イスラム美術】より

…(3)修道場(リバートribāṭ,テッケtekke,ハーンカーkhānqā,ザーウィヤzāwiya) 呼称はさまざまであるが,いずれもスーフィー(神秘主義者)が称名などの修行を行う修道場のことで,リバートは,元来は国境地帯につくられた砦をさした。建築的には,マドラサや下記のキャラバンサライと同様な構成をとる。(4)墓廟(クッバqubba,グンバドgunbad,テュルベtürbe,マシュハドmashhad) 方形の墓室にドームや円錐形の屋根を架けたタイプと,円筒形ないし多角形プランの高塔の形式をとるタイプに大別される。…

【市】より

…〈王の広場〉が町の中心に配置され,その北側から北東のコフネ広場までドームの屋根で覆われたバーザールが連なっている。アーケードの通路からわきに入ると,キャラバン・サライの中庭に行くことができる。このような建築配置の中で,広場,常設店舗,キャラバンサライがそれぞれ流通機能を分担しあっていた。…

※「キャラバン・サライ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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