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ギュンター Günther, Christian Ernst

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ギュンター
Günther, Christian Ernst

[生]1886
[没]1966.3.7.
スウェーデンの政治家。 1925年外務省入りし,28年商務局長。アルゼンチン,チリ,ノルウェーの公使を経て,39年 12月 P. A.ハンソン内閣の外相となり,第2次世界大戦中のスウェーデン外交を指導,中立の維持に成功した。戦後は 46年にローマ駐在公使。

ギュンター
Günther, Gotthard

[生]1900.6.15. アルンスドルフ
[没]1984.11.29. ハンブルク
ドイツ生れのアメリカの哲学者。情報理論の立場に立ち,アリストテレス以来の真偽の二値論理学を批判的に検討し,多値論理学を主張した。主著"Grundzüge einer neuen Theorie des Denkens in Hegels Logik" (1933) ,"Idee und Grundriss einer nicht-aristotelischen Logik" (59) ,"Das Bewusstsein der Maschinen" (57) ,"Cybernetic Ontology and Transjunctional Operations" (62) ,"Logik,Zeit,Emanation und Evolution" (67) 。

ギュンター
Günther, Ignaz

[生]1725.11.22. アルトマンスタイン
[没]1775.6.28. ミュンヘン
ロココ時代のドイツ,バイエルンの彫刻家。 1752年ウィーンのアカデミーで彫刻を学ぶ。作品はキリスト教を主題とした宗教彫刻が多いが,中世趣味をロココ独特の軽快で装飾的な表現方法のなかに消化して,優雅な作品に仕上げている。引伸ばされた体驅や面長の顔,感情を強く表わす表情などはゴシックのものであるが,動勢に富む全体の構成はむしろバロック的である。代表作は 60~62年に制作したドイツ・ロココの典型を示すロット・アム・イン聖堂の祭壇。特色は彩色された木像彫刻にあり,ミュンヘン,ビュルガザールの『トビアスと天使』 (1763) ,ワイヤーンの聖ペトロと聖パウロ聖堂の『ピエタ』 (64) および『受胎告知』 (64) ,ベイアルン聖堂の『聖告』 (64) はその好例である。

ギュンター
Günther, Johann Christian

[生]1695.4.8. シュレジエン,ストリーガウ
[没]1723.3.15. イェナ
ドイツの詩人。初めはバロックの影響を受けていたが,やがて個人的感情あふれる抒情的な詩に移行。若きゲーテに高く評価された。6歳年長の愛人を歌った『フラービア』 Flaviaで天才詩人といわれたが,まもなく酒と浪費の生活におぼれ,放浪生活のうちに 28歳で夭折した。近代の告白文学の先駆者といわれ,個人的体験に基づく恋愛詩,酒歌,学生歌がある。

ギュンター
Günther, Matthäus

[生]1705
[没]1788
ドイツの画家。 C.D.アザム (→アザム兄弟 ) のもとで修業したのち,主としてアウクスブルクで活動。ティエポロの影響を受けたロココ様式の主要画家の一人として,聖堂や宮殿に大壁画を制作。代表作はウィルテン修道院付属教会堂の壁画 (1754) 。

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百科事典マイペディアの解説

ギュンター

ドイツの詩人。シュレジエン(現,ポーランド領シロンスク)の出身。17世紀の詩形を受け継ぎながら,個人的な体験にささえられた熱烈な告白調の抒情詩を作り,のちゲーテにより賞賛された。

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世界大百科事典 第2版の解説

ギュンター【Ignaz Günther】

1725‐75
ドイツの彫刻家。オーバーファルツ地方アルトマンシュタイン生れ。ミュンヘンでシュトラウプJohann Baptist Straub,マンハイムでエーゲルPaul Egellに学び,1753年以後ミュンヘンで活動。宮廷趣味と土俗的なもの,宗教的なものと官能的なものを混交した木彫彩色彫刻を,ロット・アム・イン(1762),ワイアルン(1763),ノイシュティフト・バイ・フライジング(1765)などバイエルン各地の修道院教会のために制作して,南ドイツのロココ彫刻の最盛期を代表した。

ギュンター【Johann Christian Günther】

1695‐1723
シュレジエン(現,ポーランド領シロンスク)生れのドイツ詩人。学生時代,風刺詩の内容がもとで,ルター派の謹厳な父親に勘当され,職もえられぬ放浪生活で夭折した。敬虔な宗教詩にもすぐれているが,詩作の主軸は自己の生活史ないし告白にある。伝統的な詩形式に従いながら,悲しみ,怒り,喜び,愛などの感情を直截に表現する手法を生み出し,後世ゲーテも賞賛した近代最初の〈体験詩人〉といわれる。死後,4巻本の詩集が編纂された(1723‐35)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ギュンター
ぎゅんたー
Johann Christian Gnther
(1695―1723)

ドイツの詩人。体験的詩作に本格的に道を開いた詩人として重要視される。体験と疎遠であったバロック叙情詩の様式は、この詩人の体験を踏まえた告白詩によって克服される。後年ゲーテは、ギュンターの詩を絶賛した反面、「彼は自制するすべを知らなかった。それゆえ彼の生活も詩作も消失した」と評した。ギュンターは、人生の意味をあくまで詩作に求めた詩人である。生涯の恋人レオノーレとの愛は人々の胸に迫る恋愛詩に結晶している。作品はほかに、『夕べの歌』に代表される宗教歌、学生歌、頌歌(しょうか)、生活の糧(かて)とした機会詩、運命の過酷を嘆く悲歌、唯一の悲劇『テオドシウスが悔んだ嫉妬(しっと)』がある。[小川泰生]

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