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クナ Cuna

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世界大百科事典 第2版の解説

クナ【Cuna】

パナマのインディオ。人口3万0580(1972)。大陸部とサン・ブラス諸島に住むものとに二分される。大陸部では太平洋岸にそそぐ川の上流,パナマ東部の丘陵地,アトラト川下流域,ウラバー湾の東部海岸に分布する。サン・ブラス諸島のクナはサン・ブラス湾とティブロン岬の間のカリブ海側の島々に住んでいる。征服期以降居住領域は徐々に縮小し,現在に至っている。1540年頃からヨーロッパ人や黒人との接触が始まり,奴隷にされる者が増え,川の上流へと逃れていった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クナ
くな
Cuna

パナマからコロンビアにかけて住む先住民集団。総人口は推定約3万8000人。チブチャ語系のクナ語を話す。大部分のクナの人々はカリブ海岸のサンブラス諸島の39の村に分かれて住み、少数の人々が、パナマ本土とコロンビアのカリブ海岸に住む。同諸島およびパナマ本土の一部は政府公認のクナ居留区となっている。村のリーダーが集まって開かれる会議がサンブラス諸島のクナの最高決定機関となっている。村はお互いに独立していて、それぞれが強いアイデンティティを保持している。集会所を中心として家屋が密集した村は、社会生活や娯楽のための場所であり、労働の場所である畑はすべて本土の密林の中にある。主要作物は焼畑耕作によるバナナココナッツであり、密林の狩猟や海の漁労がそれを補完する。男たちは現金収入を求めてパナマや運河地帯出稼ぎに行き、島を訪れるコロンビア人商人との交易も活発である。女性はモラとよばれる色鮮やかな上衣をつくる。モラの技法は、色の違う数枚の布を重ね、上部の布を模様にしたがって切り抜き下の色をみせる逆アップリケの手法を用いたもので、現在では有名な民芸品として現金収入源ともなっている。[木村秀雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のクナの言及

【チブチャ】より

…語族内部の言語,文化,社会の変異は大きかった。現在でもこの地域には点々とチブチャ語系の少数孤立集団が残っている(パナマのクナ,コスタリカのグアイミ,ニカラグアのラマ,コロンビアのカヤパなど)。狭義には,チブチャは現在のコロンビアの首都ボゴタを中心に形成されていた大規模な首長国の統一体をさす。…

※「クナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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