クリエイティブ・コモンズ(読み)くりえいてぃぶこもんず

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

クリエイティブ・コモンズ

2001年に米国のローレンス・リシーを中心に始まった非営利のプロジェクト。著作権を保持しながら、一部の権利を制限することで著作物の自由な利用を可能とするクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを提案している。日本にもクリエイティブ・コモンズジャパンが設立されている。外部リンクhttp://www.creativecommons.jp/

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

クリエイティブ・コモンズ

ネットの時代にあったデジタル著作権のルール普及を目指す国際的プロジェクト。作者が「原作者表示」などの条件を選んで、作品の自由な利用許可を表明する。国内の美術館では森美術館東京都現代美術館で取り入れたことがある。

(2011-09-01 朝日新聞 夕刊 大文化)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クリエイティブ・コモンズ
くりえいてぃぶこもんず
Creative Commons

柔軟な著作権を定義するライセンスシステムであるクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を提供するNPO(非営利組織)。クリエイティブ・コモンズは「創造的共有」を意味する。2001年、アメリカの法学者レッシグLawrence Lessigらにより設立され、世界各国で、その国の法律に準拠した活動を行っている。
 クリエイティブ・コモンズ・ライセンスでは、(1)著作者の氏名などの情報を表示しなければならない(表示)、(2)作品を営利目的で使用してはならない(非営利)、(3)作品を改変してはならない(改変禁止)、(4)新たに生み出された作品は元の作品のライセンス条件を継承しなければならない(承継)、の四つの利用許諾条件を表すマークが決められている。自分の作品を広く流通させるために、著作権を放棄することなく他者による利用を促進したいと思う著作権者は、このマークを選択して作品につけることで、利用条件を明示して作品を発信することができる。
 このシステムを利用すれば、著作権者は専門的な法律知識がなくても、他者に自分の作品を使ってもらうことができる。また利用者は著作権者に連絡して許諾を得るといった面倒な作業を強いられることなく、決められた範囲内で作品を利用することができる。
 クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの日本語訳は、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)をホストとして2003年(平成15)6月に着手され、2004年3月に公開された。クリエイティブ・コモンズ・ジャパンは、2007年7月に、特定非営利活動法人として東京都の認可を受けている。[編集部]

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