出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
フランス中世末期のもっとも多彩な女流詩人兼著作家。ベネチアに生まれ、フランス王シャルル5世に招聘(しょうへい)されたイタリアの占星学者、医師トンマーゾ・ダ・ピッツァーノの娘としてパリで育つ。25歳で寡婦となり、3人の子供を抱え、生活のために著述する。寓意(ぐうい)的手法により伝統的テーマを扱いながら新鮮な感性を示す多くの叙情詩のほか、愛・宗教・道徳・歴史・政治などに関するより野心的な著作『婦女の国』(1405)、『三徳の書』(1405)、『賢王シャルル5世善行の書』(1404)などがある。とくに女性の地位をめぐり、彼女の詩人ジャン・ド・マン攻撃によって始まった「ばら物語論争」は多くの人文主義者を巻き込む論争に発展した。
[神澤榮三]
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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