クロワッサン(英語表記)〈フランス〉croissant

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

クロワッサン【croissant(フランス)】

バターを層状にたたみこんだ生地を用いた三日月形の小型のパン。パイのようなサクサクとした軽い口あたりで、独特のバターの風味がある。生地を二等辺三角形に切り、底辺から巻いて三日月形にし、表面に卵黄を塗って焼く。

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大辞林 第三版の解説

クロワッサン【croissant】

バターをたっぷり使った軽い三日月形パン。三日月パン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クロワッサン
くろわっさん
croissantフランス語

発酵生地にバターを畳み込んだものを、のして三角形に切り、底辺から巻き上げて三日月形に整形して焼いたパン。ブリオッシュ(バターと卵を等量にたくさん混入したパン)と並んで、バターのおいしさを仕込んだフランスのパンの代表である。17世紀末、オーストリアのウィーンに侵入したトルコ軍を撃退したとき、これに協力した製パン業者の功績を記念して、トルコの国章の三日月をかたどってつくられたのが始まりで、やがてウィーンから全ヨーロッパに広まっていった。当初は普通のパン生地、またはバターロールの生地でつくられていたが、パリでは現在の折り畳み式の生地でつくるようになり、これがフランス人の好みにあって声価があがった。発酵と加熱したときのガスの生成、油脂の作用で、軽くふっくらとした独特の風味がある。ウィーン式の三日月パンは、ギプフェルやクレセント・ロールの形で現在もつくられている。[阿久津正蔵]

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精選版 日本国語大辞典の解説

クロワッサン

〘名〙 (croissant) 三日月型のパン。脂肪分に富み、塩味で淡泊な風味を持つ。
※断腸亭日乗〈永井荷風〉大正八年(1919)一月一日「一片のクロワサン〈三日月形のパン〉を食し」

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世界大百科事典内のクロワッサンの言及

【パン】より

…上にあげたような,穀粉,水,イースト,塩のほかには何も加えないようなパンはリーン(貧しい)なパンと呼ぶ。これに対して,バターや鶏卵をたっぷり加えたブリオシュやクロワッサンなどはリッチなパンという。また,乾果をたっぷり混ぜるイタリアのパネトーネやドイツ系のシュトレンといったものは,菓子パンといったほうがよいが,やはりリッチなパンに属する。…

※「クロワッサン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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